この「ことわざ」、「英語」で何と言う?シリーズ、今回は、「好き・嫌い」のつく「ことわざ」を英語に翻訳してみました。

人や動物、行動などある対象に心が惹かれ、快さを感じることを「好き」と言います。反対にその対象へ不快を感じることを「嫌い」と言います。好きだと感じるものにはポジティブな感情を得ますが、嫌いだと感じるものにはネガティブな感情を得ます。

食べ物に対して好き嫌いを感じることを「偏食」と言い、必要な栄養素に偏りがある食事の状態を意味します。

そんな「好き・嫌い」のつく「ことわざ」を今回は3つ選んで英語に訳しました。

1.好きこそ物の上手なれ

「好きこそ物の上手なれ」とは、好きなことは自ら進んで勉強するため、自然と上達することを意味する「ことわざ」です。

英語では
「Who likes not his business, his business likes not him.」
と翻訳することができます。

直訳で「自分の仕事を好きじゃない者は、仕事からも愛されない」という意味です。

古い言い回しのため”not”が動詞の後についていますが、「who does not like his buisiness」と同じ意味で、「自分の仕事を好きではない者」という意味です。

2.蓼食う虫もすきずき(たでくうむしもすきずき)

蓼とは辛みのある植物のことです。「蓼食う虫もすきずき」とは、そんな辛みのある蓼を好んで食べる虫がいるように、人の好みも人それぞれという意味の「ことわざ」です。

英語では
「There is no accounting for tastes.」
と翻訳することができます。

直訳すると「人の好みは説明のしようがない」という意味で、「蓼食う虫もすきずき」と同じ意味合いで使用されます。

”account”とは「勘定、計算書、説明」などの意味があり、”account for ~”で「~の説明をする」という動詞になります。

”taste”は「味、味覚、好み」の意味です。

3.好き添いは離れやすい

「好き添いは離れやすい」とは、正式な結婚式を上げずに結婚した夫婦は別れやすいという意味の「ことわざ」です。

英語では
「A couple who did not have a wedding ceremony is easy to divorce.」
と翻訳することができます。

”divorce”とは動詞で「離婚する」という意味で、直訳すると「結婚式をしなかった夫婦は離婚しやすい」という意味です。

まとめ

今回は、「好き・嫌い」のつく言葉にまつわる「ことわざ」をまとめてみました。

「好きこそ物の上手なれ」という「ことわざ」があるように、英語の学習も好きになることが1歩目! まずは、簡単な「ことわざ」や「名言」から英語を好きになることで、どんどん英語を知りたいと思えるようになるかもしれません。

今後も様々な「ことわざ」や「名言」を翻訳していきますので、お楽しみに!