オンライン英会話

このシリーズでは、英語を短期間で習得するための様々な方法を紹介しています。英語を勉強するのが久しぶりな方、また、本格的に英語を勉強するのが始めての方はまず初めに「初級編」「中級編」をご覧ください。上級編その1はこちら。

今回は上級編その2ということで、既に日常会話程度は英語が話せるくらいのレベルの方向けに、ここから更に上達を目指すにはどうすれば良いのかを伝授したいと思います。

上級編に共通するのは、英語を学んでいる目的に出来るだけ近いことをしてみることです。カテゴリー別に具体的に説明していきましょう。

リスニング・スピーキング練習法

積み重なるリスニングとスピーキングの練習で耳と口が英語に慣れてきたら、ちょっと変わった上級者向けの練習方法を試してみて下さい。

その変わった練習法とは、英語のニュースや朗読の音源をかけながら、聞きとった文章をそのまま口に出し、音源と追いかけっこをするというものです。文章を目で追うのは禁止、自分の耳だけが頼りです。

追いかけっこ特訓法

  • 音源から流れてきた言葉をすかさずそのまま自分も発音する
  • なるべく完全な文章をリピート出来るように努力する
  • 音源が終わるまで追いかけっこを続ける
  • 音源が終わったら、文章を目でみて確認し、単語や発音などの復習をする

実はこの練習、母国語でもなかなか難しいほど難易度が高いです。聞いた言葉をすぐに発音し、口に出している最中も耳を研ぎ澄まして話し手が次に話す言葉をキャッチしなければならないので、相当な集中力が試されます。

始めは幼児向けの童話CDなど、なるべく朗読がゆっくり再生される音源からはじめます。一つ一つの文に適度な間が入るので、追いかけっこをするのも無理ではないと思います。

それに慣れてきたら、リスニング試験問題の例文の音源などにステップアップします。試験の種類やレベルなどにもよりますが、英検2級やTOEICの例題などであれば、比較的ゆっくりとした朗読や会話文が多いはずです。

さらに難易度が高いものに挑戦したい方は、報道ニュース番組の音源に挑戦してみましょう。難しい単語が多く含まれていることはもちろん、スピードも速いのでとてもいい練習になります。

はじめてニュース番組の音源に挑戦する方は、NHK WorldのYouTubeチャンネル内の動画がおすすめです。更新が約2年前にストップしていますが、30秒~数分単位の昔のニュース動画がアップされており、アナウンサーもゆったりとしたスピードで原稿を読んでいるので、練習用の音源としては最適です。そして、動画の概要欄にアナウンサーが読んでいる原稿がそのまま記載されているので、追いかけっこの練習が終わった後の復習をする際にとても便利です。

完コピがゴールではない

この特訓法は、リスニングの集中力と、発音の上達を目指すためのものなので、聞こえてくる英語を全て理解しようとする必要はありません。とにかく耳に入ってきた単語を考える前に発音することに集中してみて下さい。

この特訓法で全部の単語や文章を遅れずに完全にリピートすることは正直無理です。同時通訳や逐次通訳を普段からされている方などには可能かもしれませんが、完コピを目指すのではなく、あくまでリスニングとスピーキングの練習だということを念頭に置いて挑戦してみて下さい。ちなみに使用する音源は毎回変えることをおすすめします。毎回違う音源に挑戦することで、集中力と緊張感が高まります。

この練習をある程度繰り返すと、耳が研ぎ澄まされてくるので試験のリスニング問題などが解きやすくなります。また、日常会話などでも相手の話を聞き取りやすくなったり、英語の会議などでも集中力が持続したり、リスニング強化の効果は期待できるはずです。

発音も自然とネイティブに近づく

耳で聞きとった音をそのまま自分の口で発音する練習を繰り返すので、正しい発音が自然と身に着きます。1つの音源の練習が終わるごとに、復習として、文章と照らし合わせながら苦手な単語の発音を繰り返し練習しましょう。

追いかけっこ特訓法のいい点は、一つ一つの単語の発音だけではなく、口語全体の流れのリズムやスピード、そして発音を同時に練習できるところです。リピートの練習が終わったら、スクリプトに目を通しつつ、文章の抑揚や間の置き方にも注意してリスニングをしてみましょう。その後にスクリプトを見ながら音源なしで読み上げの練習、そしてもう一度リピートの練習をすると、リズム間やスピードが自然とネイティブに近づくはずです。

なかなか根気と体力を使う特訓法ですが、一つ上の勉強法を試してみたい方は是非挑戦してみて下さい。

実際に英語を話す環境を作る

英会話レッスンを使いこなす

これまではほとんど自分ひとりで英語を勉強する方法を紹介してきましたが、実際に英語を話せるようになるには、やはり同じく英語を話せる人との会話の時間を設けることが必要不可欠です。英会話のレッスンは初級者はもちろん、上級者にも有効なスピーキング練習方法です。

上級者レベルの人が英会話レッスンを受ける場合、教科書などの用意された教材を使って進めるよりも、具体的にどんな練習したいのかを教える側に伝え、実践型の会話の練習をするのがおすすめです。例えば、「来月にイギリスからの交換留学生がうちの大学に来るので、イギリスの文化について話す練習をしたい。」「海外のクライアント向けにプレゼンをするのだけど、導入部分で観客の注意を引くにはどうすればいいか一緒に考えて欲しい。」「アメリカの留学先のオリエンテーションで初めて会った同級生のつもりになって会話の練習をして欲しい。」など。具体的なシナリオがある程、効果的な会話の実践練習ができます。

また、特にシナリオが思いつかない場合は、とにかく雑談の練習をしましょう。雑談の練習の中で苦手なトピック、表現などを先生が拾ってくれるはずなので、そこをピンポイントで勉強する機会にも繋がります。

ネイティブの友達やコミュニティと繋がる

英会話レッスンにプラスして、プライベートの時間も英語で話す時間を作ると、英会話レッスンで習ったことを実践で使う練習ができるので、効率がグンとアップします。

もともと社交的なタイプの人は、積極的に外国人が集まるバーやイベントなどに足を運び、ネイティブの友達を作りましょう。自分からそういう場に出ていくのが難しい場合は、自分の所属している組織の中から少しずつ広げていくのはどうでしょうか。例えば部署などは違ったとしても、同じ会社内に英語圏から駐在で来ている社員が居たりする場合、昼ご飯を誘ってみたり、社内メールで英会話の練習相手を探していることなどを伝えてみるなど、アプローチの方法は色々あるはずです。

周りにネイティブが全く居ない場合は、フェイスブックなどのSNSを通して英語を勉強している人たちが集まるコミュニティや、外国人が参加しているコミュニティなどを探し、参加してみるのもいいかもしれません。ネット上で人と繋がる際は気を付けるべき点もたくさんありますが、個人のやり取りから始めるのではなく、まずはコミュニティと繋がり、大人数で実際に会ってから個人との繋がりを作ると、トラブルに遭遇する確率も低くなるはずです。

無理にネイティブの友達を作る必要はありませんが、英会話の練習が出来る友達が一人いると、テクニカルなスピーキングの上達だけではなく、英語でのコミュニケーション能力が格段に進歩します。

また、将来はいずれ海外に住んでみたいと思っている場合、こういったネットワーキングは必ず必要になってくるので、無理をしすぎない程度に勇気をもって自分のネットワークを広げる努力をしてみましょう。

お気に入りの勉強スポットを見つける

今回紹介した勉強法たちは、基本的には自宅などの集中できる環境で行うのが一番ですが、たまには気分転換に家以外の場所で勉強してみるのもいいかもしれません。

私が日本で英語を勉強していたのはちょうど大学受験シーズンだったので、もっぱら放課後の教室や自習室などで受験勉強をしている友達と机を並べてTOEFLの勉強をしていました。ただ、毎日同じ部屋で勉強していると煮詰まってくることもあったので、そういう時は近くのファミレスでデザートなどを食べながら勉強していました。

GLOBAL CAFÉ グローバルカフェ

カフェやファミレスなどは王道スポットですが、その中でも洋書が多くそろっているカフェは気分も上がっていいですよね。

一つ東京にあるおすすめのカフェをご紹介します。

なんと39か国語の語学関連の書籍が閲覧可能なライブラリースペースを備えたカフェ。様々な言語や文化に関する本や、辞書や電子辞書まで完備しており、語学を勉強するのに最適な環境が整っています。店内はオープンな作りで長居のしやすい雰囲気。テーブル席や二人掛けなど座席の種類も多く、シーンによって使い分けやすくなっています。外国人の利用客も多いので、ネイティブと友達になれるチャンスもあるかも…?肝心のドリンクもおいしいと評判です。ビールも提供しているので、仕事帰りの会社員の方にもおすすめです。

また、カフェの運営だけではなく、映画の試写会やセミナーなどのイベントも企画しているので、東京近郊にお住まいの方は是非チェックしてみて下さい。

Address: 港区 北青山 2-10-29 外苑前駅より徒歩5分

Website: https://glocalcafe.jp/

国際子ども図書館

カフェやファミレスを利用するとなると、やはり出費が気になりますよね。たまに利用するくらいであれば気分転換も兼ねているので良しとしても、毎週のように利用するのは難しいと感じる方もいるかと思います。そんな方におすすめしたいのが図書館。カフェのように室内で食べたり飲んだりは出来ないかもしれませんが、豊富な書籍数、静かで集中できる環境、そして利用は無料という三拍子そろった素晴らしいスポットです。

ほとんどの公立図書館に洋書の準備もあるはずですから、まずは地元の一番近い図書館のサービスを確認してみてはいかがでしょうか。

今回は海外の児童書が多くそろった図書館をご紹介します。

国際子ども図書館はもともと国立国会図書館の支部として設立された、児童書専門の図書館です。国内の絵本のコレクションはもちろん、世界中から集めた絵本がなんと40万冊以上蔵書されています。館内は160席以上の広大なスペースが広がり、カフェも併設されています。建物自体は明治39年に建設されたルネサンス様式のレンガ棟であり、外から眺めるのも良し、中庭を含むモダンな内装をゆっくり眺めるのも良し。お子さんとのお出かけはもちろん、大人も楽しめる空間です。

Address: 台東区上野公園12-49 上野駅より徒歩10分

Website: http://www.kodomo.go.jp/

まとめ

6回に渡ってお送りしてきた“短期間で英語をマスターするコツと方法”、いかがでしたでしょうか?

様々なテクニックなどを紹介してきましたが、初級編でご紹介した『モチベーションを上げる』ことが何よりも大切だということを忘れないで下さい。

英語を話せるようになると、実に12億人の人とコミュニケーションが取れるようになります。ワクワクする気持ちを忘れずに、今日も英語の勉強頑張りましょう!