この「ことわざ」、「英語」で何と言う?シリーズ、今回は、「数字」のつく「ことわざ」を英語に翻訳してみました。

「数字」とは、数を表現するための記号や文字のことです。また、企業によっては売上や顧客数などの業績を「数字」と呼ぶことがあります。また、数字にはパワーがあると考えられており、「777」はラッキーな数字、「666」は悪魔の数字などと呼ばれることもあります。

そんな「数字」のつく「ことわざ」を今回は3つ選んで英語に訳しました。

1.一か八か

「一か八か」は、運を天に任せて思い切ってやってみることを意味する「ことわざ」です。「一」と「八」は賭博用語で、「一」は「丁」、「八」は「半」を意味しています。博打はこの「丁」か「半」かを当てる運試しのようなものであることから、思い切ってどちらかが出ることを決めた事が由来となっています。

英語では
「Take a chance.」
と翻訳することができます。

直訳すると「いちかばちか、思い切ってやってみる」という意味です。

ほかにも”Do or die.”「やるか死ぬか」や”All or nothing.”「全部かゼロか」も使われ、いずれも「いちかばちかやってみるしかない」という意味でつかわれます。

2.一蓮托生

「一蓮托生」は、多くの人が一つのものに生死を託すことを意味する「ことわざ」です。仏説によると、弥陀の称号を唱うる人々は、死して極楽に行き、同じ蓮華の上に生きるといいいます。このことから「運命をともにする」という意味でつかわれる「ことわざ」です。

英語では
「To sail(be) in the same boat.」
と訳すことができます。

”sail”は「帆、航海」を意味します。
直訳すると「同じ船に乗り合わせる」という意味です。

3.二度あることは三度ある

「二度あることは三度ある」は、一度ならず二度起こったことは三度目もあるという意味の「ことわざ」です。この「ことわざ」は良いことがあったときよりも、嫌なことがあったときに用いられることが多く、日常ではあまりお世話になりたくない「ことわざ」でもあります。

英語では
「It never rains but it pours.」
が同じ意味でつかわれます。

直訳すると「雨が降れば必ず土砂降りになる」というアメリカの「ことわざ」です。

ここでの”but”は接続詞で、”but S V”で「SがBすることなしに」という意味になります。”pour”は自動詞で「流れ出る、ふきでる、(雨が)激しく降る」の意味です。また、”Everything that happens twice will surely happen a third time.”も同じ意味でつかわれます。

 

まとめ

今回は、「数字」のつく言葉にまつわる「ことわざ」をまとめてみました。

「数字」がつく「ことわざ」には、「十人十色」や「三つ子の魂 百まで」など日常生活でも用いられるものが数多くありました。英会話のなかでもこうした「ことわざ」を織り交ぜることができると、一気に知的で遊び心のある会話になりそうです。

今後も様々な「ことわざ」や「名言」を翻訳していきますので、お楽しみに!