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この「ことわざ」、「英語」で何と言う?シリーズ、今回は、「正直・嘘」のつく「ことわざ」を英語に翻訳してみました。

正直とは、「心が素直で清らかなことで、嘘いつわりがないこと」で、日本人の伝統的な徳目のひとつです。正直者が得をした話として日本昔話の「正直者天登り」やイソップ童話の「金の斧」が有名です。

嘘とは、「人を欺くためにつかう、事実ではない事柄のこと」です。古典の「うそぶく」という言葉が由来となっており、元は「口笛を吹く、風や動物の声といった自然音の声帯模写、照れ隠しにとぼける、大言壮語を吐く」といった多義的な使われ方をしていました。欧米圏で嘘の歴史について語られる場合、旧約聖書の「カインとアベル」がしばしば語られています。

そんな「正直・嘘」のつく「ことわざ」を今回は4つ選んで英語に訳しました。

1.正直者が馬鹿を見る

「正直者が馬鹿を見る」は、ルールや規則をきちんと守る正直者が損をし、ズルをしてうまく立間回るものが得をするという意味の「ことわざ」です。世の中の矛盾が込められた「ことわざ」ですね。

英語では
「Honesty is ill for thriving.」
と翻訳することができます。

直訳すると「正直は繁栄にとっては不都合である」という意味で、この「ことわざ」と同じ意味でつかわれます。”thrive”は「栄える、繁栄する、成功する」などの意味を持つ自動詞です。

2.正直の頭に神宿る

「正直の頭に神宿る」は、正直に生きる者には必ず神の加護があるという意味の「ことわざ」です。

英語では
「Fortune waits on honest toil and earnest endeavour.」
と翻訳することができます。

直訳すると「幸運は正直な勤労と真面目な努力にかしずく」という意味です。”wait”は「待つ」という意味で広くつかわれていますが、”wait on”で形式ばった言い方である「かしづく」という意味でつかわれます。”toil”が苦しい仕事、”endeavour”が努力という英単語です。

3.嘘から出た実(みのり)

1つの嘘も100、200と広まることで、本当になることもあるんです。「嘘から出た実」は、はじめは嘘として語られていたことが、人から人に伝えられる過程で本当の話になってしまううことを意味する「ことわざ」です。

英語では
「Many a true word is spoken in jest.」
と翻訳することができます。

直訳すると「多くの真実が冗談で語られる」という意味で、この「ことわざ」と同じような意味でつかわれます。”many a 単数形名詞”は「多くの~で、そのひとつひとつが」という言い回しになり、”many 複数形名詞”とは少し意味合いが異なります。”jest”は冗談という意味の英単語です。

また、「Truth comes out of falsehood.」も同じ意味でつかうことができます。

「偽りからの真実」という意味です。”falsehood”は「嘘、虚偽、偽り」という意味です。”come out”は「出てくる、現れる」の意味のほか「明らかになる」の意味もあります。

4.嘘も方便

「嘘も方便」は、嘘は悪いことではあるが、物事をうまく進めるために、時には必要であるという意味の「ことわざ」です。「方便」とは、仏教において「人を真の教えに導くための仮の手段」を意味する言葉です。

英語では
「The end justifies the means.」
と翻訳することができます。

直訳すると「結果は手段を正当化する」という意味です。”mean”は動詞で「~を意味する」などの意味でつかわれますが、”means”で複数形になると、「手段、方法」や「財産、収入」などの名詞としてつかわれます。

まとめ

今回は、「正直・嘘」のつく言葉にまつわる「ことわざ」をまとめてみました。

「正直の頭に神宿る」が英語で「Fortune waits on honest toil and earnest endeavour.(幸運は正直な勤労と真面目な努力にかしずく)」を意味するように、英語の勉強も努力し続ければあなたに良いことをもたらしてくれるはずです!

今後も様々な「ことわざ」や「名言」を翻訳していきますので、お楽しみに!