オンライン英会話

年賀状作りがスタートする年末になると気になる「来年の干支」。

12体の動物からなる干支には色々なおもしろい説や物語があります。今回は、日本の干支のルーツや意味、英語では何と表現するかをあわせてご紹介します。

干支とは「十干」と「十二支」からなる

日本でいう干支とは、十二支の事

日本で干支というと、子、丑、寅…から始まる12体の動物を指す事が多いですが、実は間違い。干支とは古代中国殷王朝の時に作られたといわれている、「十干(じっかん)」と「十二支(十二支)」を組み合わせた60周期の数詞が本来の意味です。

干支における十干とは甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種から成り立っています。十干の「干」とは、内臓や木の幹を表し、十二支の「支」とは肢体と木の枝を同じ意味があります。

日本での十干は木・火・土・金・水と兄弟に対応しており、甲は火の兄である「きのえ」乙は火の弟である「きのと」丙は火の兄である「ひのえ」…とも呼ばれます。

十二支は、ね、うし、とら…と読み、12体の動物で構成されていますが、日本でいう干支といえば、こちらの十二支を指しています。

星の周期を診て占う星占いと同じように、その年の十干と十二支を組み合わせることにより、縁起を担いだり占いとして使われたりすることも多いです。例えば、近年の2012年1月1日から12月31日は壬の辰(みずのえのたつ)年にあたり、壬と辰両方の漢字に「女」をつけると「妊娠」となるので、妊娠や出産をするのに大変縁起の良い年といわれました。

日本に伝わる十二支の話

十二支の動物たちにはそれぞれの役割や象徴が決められており、それに沿った十二支の成り立ちが昔話として日本には伝わっています。簡単に十二支のお話を見てみましょう。

ある年末神様は一年交代でリーダーを決めることにし、来年の新年の挨拶に1番から12番目までに到着した動物をリーダーとすると宣言しました。同時に、神様は動物の中でも一番体が小さかったネズミに対して「一番体が小さいお前だからこそ、絶対一番になれ」と言います。神様の気持ちを理解したネズミは「どんなことをしても一番になってやる」と決意しました。

リーダー決めの競争の噂を聞いた猫が、ネズミに「元旦に神様の所にご挨拶に行けばよいのか?」と尋ねると、ネズミは「違う、元旦はゆっくり寝て過ごし、二日に神様の元にご挨拶に行くのだ」と答えて猫をだまします。(いたずらが好きなネズミが、純粋ないたずら心から猫をだました、という話もあります)

大みそかの夜明け前に、牛が「私はのろまだから、きっと普通に歩いていると間に合わない。今晩の内に出発しよう」と神様の元へ向かいます。その様子を見ていたネズミは牛の背中に乗り、一緒に神様の元へ。牛は一晩歩き続け、新年の日の出とともに神様の元に一番にたどり着きましたが、門をくぐろうとしたところでネズミが背中から飛び降り、ネズミが一番、牛が二番になりました。

一方、新年の競争を噂で聞いた虎は「競争は本当にやっているのか分からない、無駄かもしれないがやってみよう」と出発し三番目になりました。

鶏は元々神様から「夜明けが来たら鳴いて周囲に朝を知らせる」役割を与えられていました。ところが、元旦の朝に鳴いてしまうと他の動物を起こしてしまい、競争相手が増えてしまいます。迷った挙句、やはり神様から与えられた仕事はきちんと行わなければ、と思い、夜明けとともに声を上げて朝を知らせました。

鶏の鳴き声で飛び起きた動物たちは次々に神様の元へと急ぎ、虎の後はウサギ、龍、へび、馬、羊、猿、犬が続きました。鶏は鳴いた後にすぐに神様の元へ向かったのですが、猿と犬が喧嘩になったのを仲裁している内に順番が後ろになってしまい、猿、鶏、犬、いのししで12番目までが決定。これらの動物がその年のリーダーである十二支として選ばれました。

ネズミに騙された猫は二日に神様の元に向かうと「今更来て何を言うか、顔を洗って出直してこい」と言われてしまいました。そこで猫はネズミに騙されていたことに初めて気が付き、猫はネズミを追いかけるように、また顔を洗うようになったといわれています。

また、競争に負けてしまい十二支になれなかったイタチは「知らせを知らなかったので、もう一度やり直してください」と神様に文句を言います。すると、神様は「では、お前は月の一番始めにしてやろう」と、毎月一日の事を「ついたち」と呼ぶようになったそうです。

十二支の動物たちの意味と英語表現について

最後に、十二支の動物たちが司っている意味と英語表現についてみてみましょう。

子(ネズミ):mouseもしくはrat
ネズミ算という言葉があるように強い繁殖力を持つ動物ですので、子孫繁栄を意味しています。

丑(牛):ox
誠実さや粘り強さ、慎重さを表します。

寅(虎):tiger
決断力や賢さを表します。

卯(ウサギ):rabbit
温厚や従順さを表します。

辰(龍):dragon
正義感や信頼を表します。

巳(蛇):snake
探求心や情熱を表します。

午(馬):horse
陽気さやおしゃれ心を表します。

未(羊):sheep
人情味や義理堅さ、穏やかさを表します。

申(猿):monkey
探求心や聡明さを表します。

酉(鶏):cook
親切心や世話好きを表します

戌(犬):dog
努力家や勤勉さを表します。

亥(猪):wild boa(豚と猪を同一視する十二支の場合はpig)
勇気と無病息災を表しています。

なお、元々十二支で採用されている漢字は季節ごとの植物を表した漢字で、一般庶民にも広がりやすいように動物の名前に当てはめられたという説があります。ですので、実際に十二支の順序で動物に優劣がついているわけではありません。

まとめ

いかがでしたか?来年2018年の十二支は酉年です。お世話好きや親切心を象徴している鶏のように、世界全体でも優しさを忘れない年になって欲しいと願いながら締めさせていただきます。