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近年、日本と英語圏の国の間で交換留学が行われる事も多くなりました。また、日本人の家庭が海外転勤で英語圏の学校に転入になる事も珍しくありません。

そこで戸惑うのが日本以外の国の「学校制度」です。

今回は、おなじみ日本の学校と、アメリカイギリスの学校制度の違いを比べてみました。

国によって様々!幼児教育の違い

日本では幼児期は義務教育ではありませんが、3歳から4歳になる年少の年齢層相当時に幼稚園に入園するケースが多いです(0歳時から入園できる保育園は教育機関ではなく福祉施設ですが、年長相当の小学校入学前まで在籍可能)。

幼稚園は年少・年中・年長の3学年から構成されていますが、近年では年々少やプレ幼稚園と呼ばれる年少前のクラスや、3歳の誕生日から入園できる満3歳入園の制度を設ける幼稚園も多くなりました。日本の幼稚園は公立と私立がありますが、ほとんどが私立幼稚園です。近年では幼保一体型の認定こども園も誕生しました。

アメリカでは日本の年長に相当する5歳からキンダー(kindergartenの略)が始まります。小学校に入る前年から義務教育としてスタートし、日本の幼稚園というよりは、小学校の前段階として小学校生活に近いスタイルで過ごします。kindergartenは日本の幼稚園に該当する年齢の為、日本語でkindergartenは「幼稚園」と訳される事が多いですが、厳密にいえばkindergartenは小学校0年生という位置づけになります。

キンダー前は義務教育ではないので、日本の様に保育園に通ったり、両親の元で過ごしたりします。保育園も全日制の他、週に数日だけ、午前中だけなどフレキシブルに決められます。

イギリスでは3歳から4歳までの間にナーサリースクール(day-nursery)かプレスクール(pre-school)に入園します。0歳から通えるナーサリースクールが日本の保育園、満3歳から通えるプレスクールが幼稚園と似た施設です。プレスクールには公立と私立があり、公立は無料で通園できます。また、イギリスでは満5歳から義務教育である小学校が始まります。

飛び級も可能!小学校の違い

日本では小学校から中学校が義務教育です。7歳を迎える年に入学し、12歳を迎える年まで6年間学びます。4月2日生まれから翌年4月1日生まれまでが同学年です。

小学校は4月から7月の1学期、夏休み後9月から12月の2学期、冬休み後1月から3月の春休みまでの3学期の3学期制、もしくは夏休みも含めて4月から10月までが1学期、数日の秋休みを挟んで10月から3月までが2学期の2学期制を取っている所があります。

アメリカの小学校(elementary-school)では4月ではなく9月入学になります。州によって6年間の所もあれば5年間の所もあります。また、学年の区分も州によって異なるので、一学年が学期の始まる9月に合わせて9月1日生まれから翌年8月31生まれまでと決めている所もあれば、一年に沿って1月1日生まれから翌年12月31日生まれと決めている所もあります。

義務教育ですが、必ずしも5年もしくは6年通わなくても問題ありません。いわゆる早生まれに該当する子供の場合、親の希望があれば1年下の学年からスタートする事も可能です。また、飛び級制度もあります。

イギリスは5歳から小学校に入学します。5歳から13歳の子供が小学校に通いますが、公立小学校に該当するのがプライマリースクール(primary school)やジュニアスクール(junior school)、私立小学校に該当するプレパラトリーもしくはプレップスクール(preparatory school)です。また、満5歳児クラスを公立小学校ではインファントスクール(infant school)、私立小学校ではプレ・プレパラトリー(pre-preparatory)と呼びます。

文化系の部活動は日本だけ?!中学校の違い

日本の中学校は3学年制です。13歳から15歳の生徒が在籍します。公立中学校の他私立中学校、中高一貫校もあります。中学校になると部活動が始まったり、科目ごとに先生が分かれたりします。

アメリカの中学校は2年制もしくは3年制です。これも州によって異なります。日本の中学校と同じく部活動はありますが、文化系の部活動はほぼありません。スポーツ系の部活動(sports club)は、毎週試合が行われるなど活発な活動をしています。

イギリスの中学校は11歳、もしくは13歳から16歳までの生徒が在籍します。公立中学校はセカンダリースクール(econdary school)やハイスクール(high school)、私立中学校はシニアスクール(senior school)と呼ばれます。

便利なシステム!ホームスクーリング

4歳から16歳までの日本の幼稚園から中学校卒業に該当する学年では、在宅学習であるホームスクーリングもアメリカ・イギリスでは導入されています。何らかの事情で通学が難しい生徒が、在宅でも学校と同じ教育が受けられるシステムです。

日本でも、不登校や発達障害などの理由で通学が難しく通常の授業に出席できない生徒に対して、ホームスクーリングを利用する家庭も少しずつ増えてきましたが、まだまだ周知が遅れているシステムです。さらに民間団体が運営するホームスクーリングしかなく、数もとても少なくなっています。アメリカやイギリスでは公的な機関がホームスクーリングを提供しており、ホームスクーリングも通学も差別化はされていません。

その他の日本とアメリカ・イギリスの学校の違い

1)日本は横並び主義、アメリカ・イギリスは実力主義

日本企業と外資系企業を比べてみると、日本企業は年功序列や謙虚を美徳とし、和を大切にする、終身雇用が多い風潮が、外資系企業は完全実力主義で転職やリタイアも当たり前、という風潮があります。これと同じことが学校制度にも見られ、日本の学校では横並び主義、アメリカやイギリスは義務教育でも飛び級や留年がある実力主義となっています。

2)アメリカには入学式がない

また、日本は桜の咲く時期である4月に入園式や入学式が行われますが、アメリカは入園式や入学式は行われません。卒業式は行われます。

3)担任の先生がいない・職員室がない

日本には小学校で担任の先生が全ての教科を教えます。また、中学校以降も教科を教える先生の他、クラス担任の先生がいます。アメリカやイギリスは担任の先生は存在せず、教科担当の先生のみです。

また、日本では各クラスに先生が訪れて授業を展開しますが、アメリカ・イギリスの学校では先生ごとに教室があり、生徒たちは授業ごとに先生の教室へ移動します。その為、先生たちが集まる部屋である職員室もありません。

まとめ

いかがでしたか?学校制度にもその国それぞれの文化や思想が含まれていると感じました。様々な違いはあれど、未来を担う世界の子供たちにしっかりとした教育を提供できるように、私たち大人が頑張らないといけませんね。