オンライン英会話

クリスマスと言えば、テーブルを囲んでごちそうを食べたり、パーティーをしたりする方も多いイベントです。

世界中で祝われるクリスマスだからこそ、ところ変われば定番のごちそうやスイーツも変わります。日本と他の国のクリスマスのごちそうとスイーツを比べてみました。

クリスマスのメインディッシュ

アメリカは七面鳥の丸焼き 転じて日本のフライドチキンへ

クリスマスのテーブルの象徴として知られているのが、七面鳥の丸焼きです。クリスマスに七面鳥の丸焼きを食べる風習があるのはご存知アメリカ。クリスマス以外のイベントにも、度々アメリカの食卓には七面鳥が登場しますが、これはクリスマスが家族そろって食卓を囲む日だからです。サンクスギビングの様に、家族や友人が揃った日には、七面鳥の丸焼きを始めとしたごちそうをみんなで食べるのが、アメリカ式なのですね。

日本でも、このアメリカクリスマスの文化が伝わりましたが、日本ではなかなか七面鳥が手に入りません。入手困難な七面鳥の代わりに、鶏もも肉のローストやフライドチキンを始めとした鶏肉料理を食べるのが、日本のクリスマスのごちそうになりました。

イギリスやフランスでは、七面鳥以外の物も食べる

イギリスのクリスマスディナーでは、七面鳥が登場する事もありますが、最もポピュラーなのがローストビーフです。また、フランスでは牛や鶏肉の他にもジビエとして獲れたてのウサギや鹿などを食べる風習があり、クリスマスには子ウサギのグリル(ラパン・ロティ)がメインを飾る事が多いです。

イタリアではウナギがクリスマスのごちそう

日本では丑の日に食べる以外にも、ごちそうとして知られているウナギ。ウナギをごちそうとして使う国は他にもあり、イタリアもその一つです。

イタリアでは普段のディナーでもウナギは使用しますが、特にクリスマスディナーには「カピトーネ」というメスの大ウナギを使用します。特に、産卵前のメスの大ウナギは肥えていて脂の乗りも良いので、クリスマスディナーには好まれています。カピトーネは、悪魔の化身とされており、クリスマスに食べる事によって厄払いができると言われています。また、月桂樹の葉っぱと一緒にグリルして食べられる事が多いです。

カトリック教徒はクリスマスイブに肉は食べない

カトリック教徒は、イエス・キリストの生誕日前日は肉を口にしません。ですので、カトリック教徒の多いチリやポーランドでは、クリスマスのごちそうは魚料理になります。

特に北欧でこの季節食べられる魚が鮭です。鮭のムニエルやフライなど、各家庭の色々な調理法で魚料理のごちそうを作ります。

ちなみに、カトリック教徒はクリスマス当日になると、朝から肉料理を口にしてお祝いをするそうです。

北欧諸国では、「ユールボート」と呼ばれるブッフェ形式のごちそう

スウェーデンで発祥したと言われているブッフェ形式の食事スタイル。スウェーデンでは「スモルゴスボート」と呼ばれ、テーブルの上に色々な種類の料理を並べ、好きな物を好きなように取って食べるスタイルです。これが各国へ派生し、現在のブッフェスタイルが出来上がりました。

ちなみに、日本のブッフェがバイキングと呼ばれるのは、このスウェーデンのスモルゴスボートを取り入れる時に、良いネーミングはないか考えたところ、かつてスカンジナビア半島にいた海賊がバイキングであったため、また食べ放題=海賊の様に豪快というイメージから取ったという説があります。

スウェーデンを始めとした欧州諸国では、このスモルゴスボートのクリスマス版ともいえる「ユールボート」がクリスマスのごちそうです。ユールとはクリスマスの意味で、ニシンの酢漬けやサーモンなど北欧で12月に旬を迎える食材や、トナカイのソーセージやユールシンカ(クリスマスの豚肉料理)といったクリスマスらしいメニューがテーブルの上にブッフェスタイルで並びます。

見た目も華やか、クリスマススイーツを見てみよう

日本のクリスマスと言えばクリスマスケーキ

クリスマスのテーブルを最後に飾るのは、見た目も華やかでおいしいスイーツです。日本では特に苺のショートケーキをホールにしたクリスマスケーキが一般的ですが、近年ではショートケーキだけでなくチョコレートやチーズ、ミルクレープやアイスケーキなど、色々なホールケーキがクリスマスケーキとして登場しています。

クリスマスの象徴としても有名な、フランスのブッシュ・ド・ノエル

丸太の形をしたフランスのクリスマスケーキが「ブッシュ・ド・ノエル」です。日本のクリスマスケーキのひとつとしても登場するほど、世界的にポピュラーなクリスマススイーツとなっています。

日本のブッシュ・ド・ノエルはチョコレートやマロンクリームで作られた丸太の上に、サンタやトナカイの砂糖菓子が並ぶ事が多いですが、本場フランスのブッシュ・ド・ノエルは、メレンゲで作られたマッシュルームを飾る事が多くなっています。

イギリスのクリスマスプティングはプリンではありません

イギリスのクリスマススイーツの代表格が、「クリスマスプティング」です。プティングという名前がついていますが、どちらかと言えばケーキに近いスイーツで、卵や牛乳で作り、カラメルソースで食べる日本のプリンとは違います。

クリスマスプティングは、洋酒に付け込んだナッツやドライフルーツ、スパイスなどをまぜた生地をドーム状にし、蒸しあげたガッチリ固くどっしりとしたスイーツです。なんと、クリスマス本番の数か月前からクリスマスプティングの仕込みが始まるそうです。クリスマス本番では、テーブルの上に置いたクリスマスプティングにブランデーをかけて、火をつけてフランベすると大盛り上がりに。その後、切り分けてクリームを付けたりと色々な食べ方で楽しみます。

ドイツやイタリアのスイーツは、本番まで少しずつ食べていくスタイル

ドイツやイタリアのクリスマススイーツは、本番にテーブルを飾るのではなく、クリスマスの数か月前から少しずつ食べて、クリスマス本番で食べ終わるというスタイルのスイーツです。

ドイツのクリスマススイーツ、「シュトーレン」はナッツやドライフルーツを入れた生地を棒状に焼き上げて上から粉砂糖を振りかけた、ケーキとパンの中間のようなスイーツです。シュトーレンを一切れずつ切ってクリスマスまで少しずつ食べて行きます。

イタリアのクリスマススイーツは「パネトーネ」です。中にドライフルーツを入れて焼き上げた、ドーム型の蒸しパンのようなスイーツです。こちらも、クリスマス本番前に作り、クリスマスまでに少しずつ食べて行きます。

フィンランドでは、パイのお菓子やおかゆがスイーツに

サンタクロースの本場、フィンランドのクリスマススイーツはちょっと変わったものが多いです。

フィンランドのクリスマススイーツは、「ヨウルトルットゥ」という、星形のパイ生地の中心にドライフルーツを乗せて焼き上げたお菓子です。他にも、フィンランドの冬の食事として食べられている「リーシプーロ」というミルク味のおかゆが、クリスマスの晩にはデザートとして出される事も多いです。

欧米は、スイーツの他クッキーを焼く事も多い

欧米諸国には、プレゼントを持ってきてくれるサンタクロースへのお返しとして、クッキーと飲み物を枕元に置いておく風習があります。その為、各国ではクリスマススイーツとしてクッキーも多くなっています。

アメリカやイギリスで代表的なのが「ジンジャークッキー」です。人型やモミの木の形で焼かれるクッキーは、サンタクロースへのプレゼントだけでなく、クリスマスツリーの飾りとしても使われます。

他にも、スイスのアイシングを塗った星形クッキー「ツィームトシュテルン」や、粉砂糖を振りかけたギリシアのアーモンドクッキー「クラビエデス」などがあります。

まとめ

いかがでしたか?クリスマスにごちそうが出されるのは、欧米では家族が集まって食事を囲む大切なイベントだからです。

欧米諸国のクリスマススイーツも、最近では日本で簡単に手に入るようになりました。今年のクリスマスは、ちょっと違った海外のメニューを取り入れて楽しむのも良いかもしれませんね!