海外旅行に行って青い空の下、ゴルフを思いっきり楽しみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。もしゴルフに関する英会話をマスターしておけば、海外でもゴルフを楽しくプレーできる可能性は高いと言えます。そこで今回はオリンピック競技の一つでもあるゴルフでよく使われる英単語や英語表現を紹介します。一つの英単語をマスターするだけでもよりゴルフが楽しくなるでしょう。

ショットに関連した英語表現

ゴルフの用語にはユニークな表現もいくつかあります。例えばトップしてしまったり、低い打球になった場合には、biteという用語が良く使われます。さらに、biteはバックスピンによってボールを止める際にも使われる英単語です。またミスショットしたにも関わらず、結果的にOKだった場合には、「Thin to win」といった英語表現が良く使われます。他にもゴルフでミスした際に使われる用語は以下の通りです。

・dribbled:チョロした時
・skied:テンプラ
・duck hook:チーピンフック
・missed:空振り

一方、nice shotという用語は和製英語であり、good shotという英語が正しいという意見もありますが、nice shotは普通にゴルフで使用しても通じる他、間違った用語でもありません。ただ、good shotの方がゴルフの世界では一般的になっているというだけの話です。

また素晴らしいドライバーショットを打った場合の英語表現としては、 You killedやcrushedといった用語が使われています。他にもゴルフでは、打ったボールがグリーンを外れそうになった時にはstayなどと言い、ボールが池に入った場合には、次のような表現などがあります。

Aさん
believe your ball has found water

グリーンに乗った人に対しては次のような表現が良く使われる構文です。近年では距離がピッタリの時にpin highと表現するのが欧米では一般的となっており、日本でもよく使われている英語表現となっています。

Aさん
Your ball is on the dance floor.

キャディーとの会話がスムーズになる英語表現

ゴルフの場合、監督やコーチは存在していませんが、それに近い役割といえるのがキャディーです。キャディーバックを代わりに担いで、プレイヤーと一緒にラウンドするのが主な役割となっています。またキャディーはピンまでの距離やグリーンの芝目などプレイヤーに情報を提供してアドバイスする事も重要な役割です。そのため、以下の用語を覚えておくとキャディーとの会話がスムーズにできるでしょう。

・uphill lie:左足上がり
・downhill lie:左足下がり
・bare ground:芝がない状態
・fried egg lie:バンカーの目玉
・thick rough:深いラフ
・intermediate rough:セミラフ

グリーン上でよく使われる英語表現

ゴルフではグリーン上でもキャディーとのコミュニケーションがよく行われています。例えばグリーンによってはボールが右から左へ曲がる傾斜もあれば、左から右へ曲がる傾斜もあります。日本ではそれらをフックライン又はスライスラインと呼ぶケースが多いですが、実は和製英語である事から欧米で使っても通じない表現です。フックラインであればright-to-left、スライスラインではleft-to-rightと表現するのが一般的と言えるでしょう。他にもグリーン上でよく使われる英語表現は以下の通りです。

・uphill putt:上りのパット
・downhill putt:下りのパット
・fast putt:早いパット
・slow putt:遅いパット
・with the grain:順目
・into the grain :逆目

尚、球の走りが遅いグリーンで強めにパッティングする際の表現にはfirmという英単語を使い、次のようになります。

Aさん
This putt is into the grain and slower than you think. You’ve got to make it firm.

一方、グリーン上のでパッティングではright center又はleft centerといった英語表現が用いられるケースが多いですが、これらはどこを狙ってパッティングすれば良いかという事の説明になります。例えばキャディーがright centerとアドバイスしてくれた場合は、カップの中心と右エッジの中間点を指しており、曲がりの少ないフックラインという事になります。逆にleft centerであればカップの中心と左エッジの中間点を指し、曲がりの少ないスライスラインです。

他にも曲がりの大きいラインでは「two balls right」や「a cup right」といった英語表現が良く使われます。さらにカップを外す可能性が高い場合、以下のような表現でアドバイスしてくれるケースもあるので覚えておくと便利でしょう。

Aさん
Don’t give the hole away.

他にもグリーン上でピンとの距離を表す際にはfeetを用いるのが基本と言われていますが、 paceという歩測の距離の単位を使用するケースもあります。またパットのスピードを表す際、使用頻度が多いと言えるのがhard やsoft といった英単語です。

ゴルフで必須な英単語

ゴルフの基本的な英単語には以下が挙げられます。

・headwind :アゲインスト
・tail wind:フォロー
・greenie:ニアピン
・green in regulation:パーオン
・par 3:ショートホール
・par 4:ミドルホール
・par 5:ロングホール

尚、ショートホールやミドルホール、ロングホールはゴルフでよく使われる言葉ですが、実はこれらは和製英語です。英語ではパースリー、パーフォー、パーファイブと言います。またshort holeやlong holeは単に距離が短い又は長いホールという意味で使用される事も少なくないので、混同しないよう注意しましょう。

プレー中に使える英語での挨拶やフレーズ

海外でゴルフをしたり、外国人と一緒にプレーする際、覚えておくと便利な挨拶やフレーズは以下の通りです。

Aさん
Have a good game!
訳)素晴らしいラウンドになりますように
Aさん
Play well!
訳)納得できるゴルフを

ちなみにここで使われているgameはゴルフの世界ではラウンドとう意味でよく使われています。またよく使われるフレーズとしては「It’s your honor」という英語表現もあります。yourの部分はhisやherなどに置き換えて使用する事も可能です。

Aさん
It’s your honor.
Aさん
I have the honor.
訳)私がオナーです。

ゴルフでは打ったボールを見失ってしまったら暫定球を打つ事になります。その際、暫定球を打つ旨をコースを一緒に回っている人に伝えないと置いて行かれてしまう可能性もあります。暫定球は英語で表すとprovisional ballです。この英語さえ覚えていればほとんど通じますが、暫定球を打つ事をきちんと伝えるのであれば次の英語表現を使うのがベターと言えます。

Aさん
I am going to hit a provisional ball.

I am going to〜を訳すと「私は今から〜します」という意味になり、hitを入れる事で「私は今から〜を打ちます」という意味になるのです。キャディーなどにピンまでの距離を聞きたい場合は次のように質問するのが良いでしょう。

Aさん
What is the yardage to the pin.

一方、相手が素晴らしいショットをした際、「Nice shot 」と叫ぶ方もいるのではないでしょうか。しかし、この場合、Good shotやGreat shotといった英語表現がゴルフにおいては一般的となっています。さらに、もし他の人が完璧な一打を放った時はExcellent shotと言ってあげましょう。また最終ホールが終わって相手の健闘を称える意味で次のようなフレーズを使えばカッコよく決まって気持ちよく終えられます。

Aさん
It was a pleasure playing golf with you.
訳)一緒にゴルフができて良かったです。

 

プレー中以外で使える英会話

ゴルフ場の受付でクラブのレンタルができるか聞きたい時は、以下のようなフレーズを使うのがベターと言えます。

Aさん
Do you have a set of clubs I can rent?
訳)クラブのレンタルはできますか。
Aさん
Is there a snack shop around?

「売店はありますか」という意味なので、知っていればプレー中におなかが減ってもすぐに売店で飲食物を購入できるでしょう。また海外の旅行先にて一人でゴルフを楽しみたいという方もいるのではないでしょうか。そんな時には電話か直接ゴルフ場に行って、次の一文だけ覚えておくだけでも便利です。

Aさん
Can I play as a single today?
訳)今日、一人でプレーする事はできますか。

基本的な英会話をマスターするだけでもよりゴルフが楽しくなる!

ゴルフに関する基本的な英会話をマスターしておけば、海外先でも楽しくゴルフがプレーできるでしょう。今回紹介した英単語や英語表現はどれもゴルフをプレーする上では便利な言葉ばかりです。ゴルフをしながらキャディーなどとスムーズに英語でやり取りできるようになれば、周囲からも一目置かれるでしょう。海外のゴルフコースを回りたいという方は、これを契機に英語学習をしてみてはいかがでしょうか。