「仲間」を英語でなんていうか知っていますか?「friend」は有名なので、知っている人も多いでしょう。では、「friend」以外ではどうでしょうか?意外とわからない人もいるはずです。

実は、英語で「仲間」を意味する表現は、類語からスラングも含めると数多くあります。ここでは、英語で「仲間」を表現するにはどんなものがあるのか、類語やスラングに加え、かっこいいフレーズなども紹介します。

「仲間」って英語でなんていう?

「仲間」は英語でなんていうか知っていますか。最も一般的なのは「friend」です。「friend」は、仲間の意味がありますが、友達という意味として使われることが多いです。

「friend」を使って、「a friend of mine」「my friend」で、俺の仲間、我が友という意味になります。「friend」を使った言葉でよく聞くのが、親友・一番親しい仲間という意味の「best friend」。この「best friend」の「best」が変形した表現として「bestie」があります。親友を砕けた表現でいうときに使います。

「仲間」の類語は?

英語には「仲間」を意味する表現がたくさんあります。表現の幅を広げるためにも知っておくといいでしょう。「friend」以外で仲間の意味で、最も使用されることが多いのが「companion」です。

「traveling companion」で旅の仲間。「my companion」というと恋人の意味と、とられることもあります。「comrade」や「colleague」も仲間という意味があります。ただし、「comrade」は苦労を共にするような仲間といった意味があり、同志といったニュアンスです。

共産主義者のように思われることもあり、一般的には使用しません。また、「colleague」は仕事仲間といった意味のため、職場以外ではあまり使いません。「My colleague from the office」で職場の仲間という意味になります。

さらに、「buddy」には、男仲間といった意味があります。兄弟や相棒という意味が一般的ですが、カジュアルな言い方をするときは仲間として使われます。「Hey buddy.」で「よう!」、また「Thanks buddy.」で「あざす!」といった感じになり、特別仲のいい相手に対して使われます。

また、スコットランドなどの地域で仲間の意味で、よく使われる単語に「pal」があります。「pal」には、仲間 友達、親友、マブダチなどの意味があり、名詞としてだけでなく「They are always palling around」で「いつも彼らはつるんでいる」といった具合に、動詞としても使われます。

他にも「classmate」「roommate」などで使われている「mate」も仲間、友達という意味があり、男性という意味の「man」も、男友達の意味で使われ、「my man」で、俺の仲間という意味になります。

「仲間」をスラングではなんていう?

「仲間」をスラングではなんていう?

スラングは、コミュニケーションをする中で砕けた表現するときに使われる俗語です。また、特定の集団やジャンルで使用されるもので、中でもHip Hop業界でよく使用されています。スラングには、仲間や友達を指す表現がたくさんあります。

知っているとかなり英語に詳しいと思われるので、覚えておくといいでしょう。スラングで仲間の意味で使われる単語には、「homies」「brother」「crew」「posse」などがあります。「homies」は、地元の仲間・連中の意味で、地元や国など、共通点の多い友達に対して使われる表現です。

もともと、地元が同じ友達を「home boy」と呼び始めたことがきっかけで生まれた言葉。「home boy」を省略して「homies」になりました。

「brother」は、一般的には、兄・弟の意味ですが、スラングでは仲間、男友達という意味で使われます。「brother in arms」で戦友の意味になります。「my brother from another mother」は直訳すると、「腹違いの兄弟」で、特別親しい仲間という意味で使われます。

「crew」は、いつもつるんでいる仲間・メンバーという意味。Hip Hopグループなどは、メンバーのことを「crew」と呼びます。そして、「posse」は同じ目的を持った仲間または、その集団という意味を表現するときに使います。もともと、ラテン語の「群兵」という意味があった「posse」を、アメリカでは、「民警団・自警団」の意味で使い、そこから、同じ目的、目標を持った集まりという意味で使われるようになりました。

スラングでは、主に「不良仲間」というニュアンスで使われることが多い言葉で、日本語では、「ダチ・ツレ」といった感じでしょう。

他にも、仲間・親友という意味で使われる「my men」。主にHip Hop業界で使われ、日本語のラップ業界でも、仲のいい友達、仲間というときに「マイメン」と言います。また、「peeps」も仲間・友達を意味する表現です。「people」が省略されて「peeps」になり、仲間に対して「みんな調子どう?」というときに「what’s up peeps」と使うことがあります。

最後に、「squad」。いつも一緒にいる仲間・メンバーをスラングでは、「squad」とも表現します。「squad」は、もともと軍隊の分隊という意味がある単語です。

「仲間」(friend)を使った名言は?

心にグッとくるような名言は世界中にたくさんあり、中には仲間「friend」が、使われている名言もあります。ここでは、仲間「friend」を使った名言を紹介します。覚えたら、親しい友達に言ってみましょう。

Aさん
My friends are my estate.
仲間は財産

19世紀世界文学史上の天才詩人と言われたアメリカの詩人「Emily Elizabeth Dickinson」の名言。人生に欠かすことができない仲間(友達)。その大切さを意味している名言。仲間の人数の多さではなく、1人では乗り越えられない壁にぶつかったとき、友情で支えてくれるような存在のことを意味しています。

Aさん
A single rose can be my garden… A single friend, my world.
1本のバラが私の庭になれるように、1人の仲間が僕の世界になれる

「葉っぱのフレディ」の著者であるアメリカの教育学者「Leo Buscaglia」による名言。

Aさん
Don’t walk behind me; I may not lead. Don’t walk in front of me; I may not follow. Just walk beside me and be my friend.
私の後ろを歩かないでほしい、あなたを導けないから、私の前を歩かないでほしい、私はついていけないから、ただ私と一緒に歩いてほしい、ただ友達でいてほしい

フランスの小説家・哲学者の「Albert Cams」の名言。仲間・友達に上下関係があったら妬みや嫉みが生まれ、友人関係が崩壊してしまうでしょう。友人とは、常に対等な関係でいたいと願う名言です。

Aさん
You’re one of us now!!!
お前は俺たちの仲間だ

日本の大人気コミックででてくる有名な名言。

「仲間」を使ったかっこいいフレーズは?

「仲間」を使ったかっこいいフレーズは?

かっこいいフレーズを聞くと、自分でも言いたくなりませんか。使うとちょっとかっこいい、英語をよく知っているなぁと思ってもらえるかもしれません。ここでは、仲間を使ったかっこいいフレーズを紹介します。

Aさん
best friend forever

永遠の親友・一生の友達といった意味です。別の言い方として「best friend ever」もあります。仲のいい友達の写真を撮ったときなどは、SNS上でハッシュタグとしても使われます。スラングでは、頭文字を取って「bff」で使用されるフレーズです。

Aさん
My best buddies

親友ではなく最も親しい仲間の意味。親友として使われる「My best friend」よりも、熱く泥臭い感じがでる表現です。

Aさん
We are the best team.

「俺たちは最高の仲間だ」といった意味です。英語では、仲間を「team」で表現することも多くあります。「team」は一般的な「チーム」ではないので、この場合は、スポーツなどの団体競技とは限りません。友人のグループや仕事仲間の意味でも使われます。別の言い方として「We are the strongest team.」もあります。

Aさん
Hey crew, what’s up?

スラングで仲間、メンバーの意味で使われる「crew」を使ったフレーズです。「よう、みんな調子はどうだい?」という意味で使われます。かなり砕けた表現なので、使う場合は注意しましょう。”

仲のいい友達と、いろんな表現の「仲間」を使ってみよう

自分に取って大切な存在である「仲間」。英語では、類語からスラングまでさまざまな表現があります。有名な「friend」だけしか知らなかった人は、ビックリしたのではないでしょうか。仲間は、お互い親しい間柄であるため、スラングはもちろん類語でも比較的砕けた表現が多いです。名言やかっこいいフレーズとともに、親しい仲間同士で気軽に使ってみてはいかがでしょうか。