「every」がつく単語には「everybody」や「everything」などいくつかありますが、どれも日常会話でよく使われる言葉であり、また英語を勉強している人にとっても使いやすい単語です。
今日は、まず「every」の意味について解説し、続いて「every〜」から始まる単語についてご紹介します。

「every」の基本的な意味について

「every」は、「どの…もみな、すべての…」という意味の形容詞です。

Aさん
Every student has their own locker.
訳)生徒はみんな自分のロッカーを持っています。

「every」のあとに続く名詞は単数形という決まりがあります。

×every students
every student

「every」は全体を表す言葉ではあるのですが、「all」 のようにひとまとめに「すべて」を表すのではなく、「どれもこれもみな」と個々を取り上げて全体を述べる単語です。「every」の後ろに名詞の単数形がくるのも、このことが理由です。「all」を使う場合は、後ろにくる名詞は複数形です。
Aさん
All the boys are playing baseball. Every boy has a cap on.
訳)男の子たちはみんな野球をしています。どの男の子も帽子を被っています。

ちなみに、「every」に似た「each」(「各々、めいめい」の意味)という単語もありますが、「each」は、全体に関係なく一つ一つを個別に指すので、後ろにくる名詞は単数形です。

Aさん
Each boy has his own bicycle.
訳)男の子たちは、それぞれが自分の自転車を持っています。

一番最初の例文を、それぞれの特徴を表して訳してみます。
Aさん
Every student has their own locker.
訳)どの生徒も自分のロッカーを持っています(個別+全体)

Aさん
All the students have their own locker.
「生徒たち全員が自分のロッカーを持っています」(全体)

Aさん
Each student has their own locker.
「それぞれの生徒が自分のロッカーを持っています」(個別)

それぞれの違いがお分かりいただけたでしょうか?
「every」にはもう一つ、月日や数を表す言葉と一緒に使って、「…毎、…おきに」という意味もあります。

Aさん
She jogs every day.
訳)彼女は毎日ジョギングをしています。

では、基本的な「every」の意味がわかったところで、「every〜」がつく単語について解説しましょう。

「every ~」で始まる単語について

先ほどの「every」の意味を踏まえたうえで、「everybody」、「everyone」、「everyday」、「everything」、「everywhere」について、それぞれ解説します。

「everybody」と「everyone」

「everybody」と「everyone」

「everybody」も「everyone」も「誰でも、みんな」という意味の代名詞です。同じ意味ですが、「everybody」の方がより口語的です。どちらも単数あつかいなので、後に続く動詞に注意です。「everyone」は「every one 」とつづることもあります。

Aさん
Everybody likes the song.
訳)みんなその歌が好きです。

Aさん
Everyone was really glad to hear that.
訳)それを聞いてみんな大喜びでした。

Aさん
Does everyone in Canada speak English?
訳)カナダでは誰もが英語を話しますか?

Aさん
Everybody’s business is nobody’s business.
訳)(ことわざ)みんなの仕事は誰の仕事でもない(共同責任は無責任)。

「everybody」「everyone」は、学校や職場などで使われることが多いかもしれませんね。

Aさん
Good morning,everybody.
訳)みなさん、おはようございます。

Aさん
Hello,everyone.
訳)みなさん、こんにちは。

訳)
Aさん
Line up,everybody.
訳)みなさん一列に並んでください。

Aさん
Look here,everybody.
訳)みなさん、いいですか。

Aさん
Is everybody here?
訳)みんなそろいましたか?

Bさん
Ken isn’t here yet.
訳)ケンがまだです。

また、「not…everybody(everyone)」は「誰もが…わけではない」という部分否定の意味です。「誰も…ない」という全体否定のときは、「nobody(no one)」を使います。
Aさん
Not everybody can do this.
訳)これはみんなができるわけではないです。(部分否定)

Aさん
Nobody can do this.
訳)これは誰にもできません。(全体否定)

ちなみに、「every」についても同じで、「not …every」は「みな…とは限らない」という部分否定です。

Aさん
Not every member of the team can become a regular.
訳)すべての部員がレギュラーになれるわけではありません。

全体否定は、

Aさん
No member of the team can become a regular.
訳)誰もレギュラーになれません。

です。

「everyday」

「everyday」は、「毎日の、日常の、普段の」という意味の形容詞です。
Aさん
She jogs every day.
訳)彼女は毎日ジョギングをしています。

この例文のように「every day」とすると、「毎日」という副詞の意味になり、2語とも強く発音します。「everyday」は「毎日の」という形容詞で、名詞の前のみに使います。
Aさん
This is my everyday life.
訳)これが私の日常生活です。

「everything」

「everything」は「すべてのこと(もの)、何もかも、いちばんたいせつなもの」という意味の代名詞です。単数あつかいです。
Aさん
Everything is OK.
訳)万事うまくいっています。

Aさん
Thank you for everything.
訳)いろいろとありがとうございました。

Bさん
You’re welcome./Not at all.
訳)どういたしまして。

Aさん
How’s everything?
訳)調子はどうですか?

Bさん
Pretty good,thanks.
訳)上々です。ありがとう。

Aさん
Health means everything to me.
訳)私にとって健康は何よりもたいせつです。

「everybody(everyone)」と同じく、「not…everything」は「すべて…わけではない」という部分否定の意味です。

Aさん
I don’t agree with everything she said.
訳)彼女の言ったことすべてに賛成しているわけではありません。

「everywhere」

「everywhere」は、「どこでも、あらゆる所に(で)」という意味の副詞です。
Aさん
There are vending machines everywhere.
訳)自動販売機はどこにでもあります。

Aさん
Babies like to follow their mothers everywhere.
訳)赤ちゃんはどこでも母親のあとを追いたがります。

Aさん
I looked everywhere for my lost keys.
訳)無くした鍵をくまなく探しました。

Aさん
It is available everywhere in the world.
訳)それは世界中のどこでも手に入ります。

まとめ

「every+body(one)」、「every+day」、「every+ thing」、「every+where」と、「every」という単語に他の単語がくっついて新しい単語になったということは、それだけ日常生活で使う頻度が高いということです。

みなさんも、ぜひこの「every系」の単語を使って、英会話を楽しんでくださいね。そのときは「every」、「everybody(everyone)」、「everything」は単数あつかいになることに注意です!

参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)