いろいろな英語資格がある中で、日本で有名な英検を受ける人は多くいるでしょう。中でも英検4級は比較的合格点を取りやすいレベルと言われ、中には小学生の受験者もいます。ここでは、英検4級を受けるのに必要な英語力についてや難易度についてを中心に紹介しましょう。過去問についても紹介するので、これから受験する人は勉強に役立ててください。

英検4級は単語対策をしっかりと

英検4級は、中学中級程度と公式サイトで紹介され、比較的簡単と言える英語を理解した上で、表現できる程度の技術が必要なレベルとされています。中学中級程度と言う言葉から、中学2年生くらいの英語力が必要になると考えられますが、基礎的な英語力があれば小学生や中学1年生で合格するケースも少なくはありません。中でも、リスニングとリーディングのみの結果が合否に反映される英検4級は、一定の語彙力が必要になります。単語の意味が分からなければ、英文を読んでも意味を正確に把握できませんし、聞いても何を言われているか分からないのは当然です。
まずは、過去問をチェックしてみて、分からない単語が多く見つかれば、その状態では合格点を狙えないレベルだと確認できます。語彙力に自信がない場合は、早期に単語学習へ力を入れるべきでしょう。しかし、一気に多くの単語を記憶しようとしても、次々に忘れてしまう可能性があるので、毎日少しずつで良いので単語学習の時間を作り、英検4級で出てくる単語に絞って学習するのが対策になると言えます。
英検4級に特化している単語集を使えば、英検4級の合格に不必要な単語を覚える必要がなく効率的に学習できますし、多くの単語集にはCDが付録になっていたり、音声ダウンロードが可能になっていたりするので、発音練習も兼ねて単語を覚えることが可能です。一般的には、英検4級へ合格するためのラインとして、600から1300程度の単語量は必要とされています。1日に数十分の勉強時間を割り当てて、20から40程度の単語を学習すれば、2カ月間でだいたいの単語を覚えられるでしょう。

出題形式と求められる英語力とは

リーディングでは4種類の問題があり、それぞれの形式で必要になる英語力は異なります。

短文の語句・空所補充問題
単語を正しく把握し、正しく使用できることが求められます。接続詞の選択や時事時制ごとに変化する動詞についての出題もあるため、単語だけでなく文法につても理解しておきましょう。
会話文の文空所補充問題
会話文で出題される問題形式です。選択する答えは単語ではなく英文ですので、会話文によく登場する文章や形式を暗記しておくのが対策となり得ます。英検4級では基本的な日常英会話を理解できているか、言い回しを覚えているかが求められるのです。
日本文付き短文の語句整序問題
英文を作成する能力が求められるため、文の要素と呼ばれるS(主語)、V(述語動詞)、O(目的語)、C(補語)について理解しておく必要があります。
長文の内容一致選択問題
出題される文章から正確な答えを導けるかが求められ、単語の意味と英語への理解能力が試される問題です。リスニングでは、試される英語能力が異なる3種類の問題が出題されますが、問題を解くだけでなく、2回ずつ流れる英文放送を聞き逃さないように心掛けてください。
会話文の応答文選択問題
用意されたイラストに関する会話文に対して、正しい応答を選択する形式です。選択する応答文も放送されるので、発音を聞き取る能力を事前に身につけておきましょう。英文をリスニングして言われたことを把握し、イメージする能力が求められる問題ですので、聞き取る能力に加えて、単語の意味や言い回しに関して暗記しておくのが大切です。
会話の内容一致選択問題
放送される会話文についての質問に対して、正しい答えを選択肢の中から選びます。

語彙力や疑問文への答えかたのほか、会話を正確に聞き取り内容を理解する能力が求められますが、この問題では、会話文を文字として読むことができません。

会話文の応答文選択問題
発音をしっかりと聞き取る能力も当然ながら必要です。
文の内容一致選択問題
説明文やストーリー性のある文章が読み上げられ、文章に関する質問の答えを選択肢の中から選びます。
会話の内容一致選択問題
出題内容が会話文ではありません。英文を理解する能力に加えて疑問文へ正しく応答する能力や語彙力が試されます。

4種類の問題が出題されるスピーキングは英検4級で二次試験の扱いですので、実際に合否への影響がありません。また、ライティングの試験はありませんが、英検3級からはライティング技能を求める出題がされるため、4級に合格したら対策をすると良いでしょう。英検4級に合格するためには、単語帳を使用して語彙力を上げるのに加えて、予想問題集を使用して繰り返し例題を解くのが大切です。合格に必要な語句や文法を記憶し、英語力を上げるには、問題集の例題を通して意味や規則を理解するのがスムーズな方法でしょう。
ただし、自分が使いやすいと感じられる問題集を見つけるのが大切です。試験日までに日にちが足りない状況であれば、問題集をとりあえず最初から最後まで解いてみましょう。その時に、間違えた問題や答えられなかった問題にはチェックをつけておきます。最後まで解き終えたら、もう一度同じ問題集を開いて、チェックしておいた問題だけを再び解いていきましょう。時間がない状況で、弱点のみを重点的にカバーする方法ですが、時間短縮になるので単語の暗記に使える時間が多くなります。

過去問で見る英検4級のレベルと過去問の取得方法

英検4級の予想問題集を解いて、文法を理解し日常会話に使われる良くある表現を学習するのに併せて、過去問を解いてみましょう。英検の公式サイトに、1年分の過去問を掲載している過去問・対策のページがあるのでダウンロードして利用します。一次試験の過去問と回答のほか、リスニング原稿も公開されているので便利です。リスニング音源も聞けるので、実際に試験を受けていると想定して出題にチャレンジできるでしょう。また、英検4級で出題された過去6回分の過去問をまとめた問題集も一般書店などで販売されているので、多くの過去問に取り組みたい人は使用するのも良いです。最新の出題傾向は予想問題集よりも過去問の方が分かりやすいですし、公式サイトを利用すれば無料で新しい過去問を解けます。
2019年度のリーディングセレクションで出題された過去問では、be動詞を選択して基本的な文法知識が問われていたり、「Is John at school today?」などの簡単な問いに関して、Yes.に続く適した応答を選択肢から選んだりするなど、小学校から中学校で習得する文法や単語の意味が理解できていれば合格できるレベルの出題がされていました。リスニングでも同様で、中学1年生で習得する文法や単語が分かっていれば解答が可能な出題がされています。出題に使用されている会話文やナレーションが複雑ではないので、英検4級対策をしている人であれば、英語初心者であっても解答できるレベルと言えるでしょう。

基本的な英語力があれば合格できる

英検4級は小学生や中学生のほか、英語の基礎を学習したい人などが受験するのに適しているレベルです。中学2年生までに学習する英語が理解できていれば、比較的容易に合格できるでしょう。少しずつ単語を暗記しておくことや、基本的な文法を理解しておくこと、簡単な英会話文を聞き取れることが合格に必要な英語力をつけるのに大切です。上手に問題集や過去問を使って、しっかりと対策をしてから受験しましょう。