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この「ことわざ」、「英語」で何と言う?シリーズ、今回は、前・後」のつく「ことわざ」を英語に翻訳してみました。

「前・後」とは、ぜんご、まえうしろと読むことができ、英語では前が「before」、後が「after」です。前・後は、縦や奥行を指す方位の総称であり、進む方向を前(まえ)、前と反対に退く方向を後(うしろ)といいます。時間軸においては前は未来を、後は過去を表すことから、前がつく言葉はポジティブな意味を、後がつく言葉はネガティブな意味を持つことが多いです。

そんな「前・後」のつく「ことわざ」を今回は4つ選んで英語に訳しました。

1.風前の灯

「風前の灯」とは、心もとないことや儚い寿命を意味する「ことわざ」です。古典落語『死神』では、ラストシーンでは主人公の寿命がロウソクに例えられており、消えかけのロウソクはまさに「風前の灯」のように消えてしまい、主人公も命を落としてしまうというストーリーでした。

英語では
「A candle flickering before the wind.」
と翻訳することができます。

”flickering”は動詞”flicker”の現在分詞で、「揺らめく・徐々に消える」という意味です。ここでは”candle”を修飾しています。

2.嵐の前の静けさ

台風や嵐などで暴風雨が襲う前、一時的に雨や風がおさまって静かな状態になることがあります。「嵐の前の静けさ」は、そんな状況に例え、何か大事件の起こりそうな時の、不気味な静けさをあらわす「ことわざ」です。

英語では
「Quietness before the storm.」
と翻訳することができます。

”Quietness”は「静けさ」という名詞です。

また英語では「凪の後には嵐が来る」という「ことわざ」があり。
「After a calm comes a storm.」
と表現されます。

”calm”は「凪」の意味です。

3.門前の小僧 習わぬ経を読む

寺の門前に住んでいる子供や、僧のそばにいる子供は自然と僧の読経を覚えていたといいます。「門前の小僧 習わぬ経を読む」は、環境が人に与える影響が大きいことを意味する「ことわざ」です。

英語では
「The young Buddhist monk who is in front of the temple intone a sutra.」
と翻訳することができます。

”monk”は「修道士」を意味しており、俗生活を捨てて修道院(monastery)などで暮らす男子の修道者を意味します。ここでは”the young Buddhist monk”で「小僧さん」と訳しています。”intone a sutra”は「お経を読む」を意味します。

また英語では以下のような「ことわざ」が使われることがあります。

「A saint’s maid quotes Latin.(聖人の家の使用人はラテン語を引用する)」

「A good candleholder proves a good gamestar.(優れたろうそく持ちは立派な賭け事師になる)」

昔はろうそくの灯りで賭け事をしており、ろうそくを持つ仕事をしている者は仕事の傍ら賭けごと(game)のやり方を覚えたことから。”prove”は「~を証明する、~であることを示す」「~であると分かる、~と判明する」などの意味です。

4.後髪を引かれる

きっと、後頭部の髪の毛を掴まれてしまったらなかなか前に進めないでしょう。「後ろ髪を引かれる」は、心残りがあり、思いきれないことを意味する「ことわざ」です。

英語では、
「to be drawn to the back」
と翻訳することができます。

”be drawn”は”draw(引く)”の受動態なので、直訳すると「後ろに引っ張られる」を意味します。

また同じ意味を持つ「ことわざ」に「心臓を置き忘れてきたような思いがする」があり

「To feel as if one had left one’s heart behind.」

と英語で翻訳することができます。

”to feel”で「感じること」という不定法名詞となり、”as if” + 仮定法過去完了は「まるで~であったかのように」を意味足ます。そのため、”as if one had left one’s heart behind”で「まるで自分の心臓を置き忘れてきたかのように」と訳すことができます。

まとめ

今回は、「前・後」のつく言葉にまつわる「ことわざ」をまとめてみました。

門前の小僧 習わぬ経を読む」という「ことわざ」があるように、英語を学ぶ環境を整えれば、いつの間にか英語ができるようになっているはずです。日々の学習を頑張りましょう!

今後も様々な「ことわざ」や「名言」を翻訳していきますので、お楽しみに!