「employ」に関する単語として「従業員」を意味する「employee」や「雇用主」を意味する「employer」などがあります。
今回は「employ」に関する英語や用法について解説します。

「employ」を使った基本表現

「employ」は「…をやとう」や「…を雇用する」といった意味を持つ動詞です。
例文を紹介します。

Aさん
The company employs over 200 women.
訳)その会社は200人以上の女性をやとっている。

Aさん
The company employed five new men this year.
訳)その会社は今年男性を5人採用した。

Aさん
That restaurant employs a lot of part-timers.
訳)そのレストランでは多くのアルバイトを使っている。

正反対の意味を持つ「employee」と「employer」について

「employee」と「employer」は混同しやすい言葉ですが、正反対の意味を持ちます。
「employee」は「従業員」や「使用人」、「employer」は「雇用者」や「雇用主」を意味します。

「動詞+ee」と「動詞+er」について

動詞の後ろに「ee」や「er」を付けることによって、人を表現することができます。
「動詞+ee」はその動作を「される側の人」、「動詞+er」はその動作を「する側の人」を意味します。
「employee」と「employer」はその一例です。「employ(雇用する)」という動作をされる側の人が「employee(従業員)」で、する側の人が「employer(雇用主)」ですね。
このように動詞の後ろに「ee」や「er」を付けて、名詞を作る英語は他にもあります。例を紹介します。

動詞:advise 「アドバイスをする」advisee 「アドバイスを受ける人」
adviser 「アドバイスをする人」動詞:interview 「インタビューをする」interviewee 「インタビューを受ける人」
interviewer 「インタビューをする人」動詞:train 「訓練する」trainee 「訓練を受ける人」
trainer 「訓練する人」

「employee」を使った働く人いろいろ

「employee」といっても、社会には様々な職業について働く人がいます。様々な職業の「employee」を使った表現を紹介します。

a bank employee銀行員
a company employee会社員
a goverment employee, a public employee公務員
a station employee駅員

銀行家や銀行経営者のことは「a banker」と言いますが、一般の銀行員のことは「a bank employee」や「a bank clerk」と表現します。
また、日本では会社員のことをよく「サラリーマン」と言いますが、英語圏のネイティブ相手に「salaly man」が通じることはほとんどありません。「salary」は「給料」という意味です。「salary」を使って「会社員」と表したいときは、「salaried employee」や「salaried worker」と表現します。

名詞「employment」について

「employment」は「雇用」や「仕事」を意味する名詞です。
例文を紹介します。

Aさん
We are in the employment of the company.
訳)私たちはその会社で働いている。

Aさん
That university has a high employment success rate.
訳)その大学は就職率が高いです。
解説)「employment rate」は「就職率」を意味します。

Aさん
The employment test was very difficult.
訳)採用試験はとても難しかった。
解説)「employment test」は「採用試験」を意味します。ちなみに、就職活動で行われる面接は「a job interview」と表現します。

Aさん
Unemployment is one of the major social problems.
訳)失業は大きな社会問題の1つだ。
解説)「umemployment」は「失業」を意味します。

「雇用」に関する類似英語:「job」と「work」について

この章では「雇用」に関する英語として「job」と「work」を紹介します。
どちらも「仕事」を意味する英語ですが、「job」は「特定の職業」や「具体的なやるべきこと」を表し、「work」は「労働そのもの」や「働く場所」を表します。しかし、その境界はあいまいで、混同して使われる場面もしばしばあります。

「job」について

「job」は「仕事」や「雇用」、「職」を意味する名詞です。
例文を紹介します。

Aさん
The government announced a plan to create new jobs.
訳)政府は新たな雇用創出策を発表した。

Aさん
I have a job in sales.
訳)私は販売の仕事をしている。

Aさん
He got a new job.
訳)彼は新しい仕事が見つかった。

Aさん
When did she lose her job?
訳)彼女はいつ失業したの?

Aさん
Housekeeping is a difficult job.
訳)家のきりもりはたいへんな仕事だ。

「お仕事は何ですか?」と相手の職業を尋ねるときは、「What’s your job?」よりも「What do you do (for a living)?」と表現するのが一般的です。

「仕事」を意味する「work」について

「work」は「仕事」や「労働」、「職業」や「勤務先」を意味する名詞であり、「働く」や「勤める」などを意味する動詞でもあります。
今回は名詞としてはたらくときの「work」を解説します。「work」が名詞として使われるとき、基本的に「a」はつけず複数形はありません。
例文を紹介します。

Aさん
It was hard work cleaning up the room.
訳)部屋を片付けるのはたいへんな仕事だった。

Aさん
I have a lot of work to do today.
訳)今日はやるべきことがたくさんある。

Aさん
Jim is looking for work.
訳)事務は勤め口をさがしている。

Aさん
My father goes to work by train.
訳)父は電車で通勤している。

Aさん
He left work at six.
訳)彼は6時に勤務先を出た。

Aさん
My mother is at work now.
訳)母は仕事中です。

Aさん
What kind of work does he do?
訳)彼の職業は何ですか。

また、「work」は「仕事」だけでなく、美術・音楽・文学などの「作品」や「著作」を表すときにも用いられます。この意味で「work」が使われるときは可算名詞となるため、複数形が存在します。例えば、「シェークスピア全集」は「the complete works of Shakespeare」と表現します。

まとめ

今回は「雇用する」を意味する「employ」を使った基本表現や「employ」に関する英語について紹介しました。
特に「従業員」を意味する「employee」や「雇用主」を意味する「employer」は混同しやすいので気を付けましょう。ぜひ、覚えて使ってみてくださいね。
では、次回をお楽しみに!
参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)