「earth」と聞くとすぐに「地球」という意味が思い浮かぶと思いますが、その他にはどのような意味を持つのでしょうか?
今回は「earth」についての基本的な意味や基本表現、応用表現、地球や惑星に関する表現を解説します。

「earth」を使った基本表現

「earth」は「地球」「(空に対して)地,地面」「(海に対して)陸地」「土、土壌」「 (電気)アース,接地線」という意味を持つ名詞です。

Aさん
The earth goes around the sun.
訳)地球は太陽のまわりをまわる。
解説)この場合は「goes」を「moves」に言い換えることが可能です。

Aさん
Many animals and plants are disappearing from the earth.
訳)多くの動植物が地球から姿を消している。

Aさん
What is the fastest animal on Earth?
訳)地球上でいちばん足の速い動物は何ですか。
解説)「earth」は文頭ではない場合でも頭文字を大文字にして「Earth」と表すことができます。また、先頭に「the」をつけて「the earth (Earth)」とすることもできます。

Aさん
The arrow fell to earth。
訳)矢は地面に落ちた。
解説)この文中での「earth」は「(空に対して)地,地面」という意味で用いられており、この用法の場合には「ground」と言い換えることが可能です。

Aさん
A variety of buildings have been erected on earth.
訳)陸地には様々な建物が建っている。
解説)この文中での「earth」は「(海に対して)陸地」という意味で用いられており、この用法の場合には「land」と言い換えることが可能です。

Aさん
I covered the seeds with earth。
訳)(まいた)種に土をかぶせた。
解説)この文中での「earth」は「土、土壌」という意味で用いられており、この用法の場合には「soil」と言い換えることが可能です。

以上の例文から気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、「earth」が持つ「地球」という意味以外は他の単語との言い換えが可能なので、文中で同じ単語の繰り返しを避けたいときに便利な単語ですね。

「earth」を用いた言葉

英語圏で使用されている、「earth」を含む言葉を紹介します。

earthを用いた言葉

Earth Day 「地球の日」
解説)毎年4月22日が「Earth Day」とされており、地球の環境や自然の保護などについて考える日です。
Earth Festival「アースフェスティバル」
解説)地球環境問題について考えるイベントのことを指します。
earth quake「地震
解説)イギリスでは「earth」をとって、単に「quake」と表現することもあります。

地球の中や惑星に関する言葉

地球の中には様々な場所があり、それらに関連する言葉がたくさん存在しています。
また、地球の外にある惑星にもひとつひとつ名前がついています。
この章ではこれらに関する英単語とそれを用いた例文を紹介します。

地球の中に関連する言葉

the North Pole 「北極」
the South Pole 「南極」
Aさん
aptenodytes forsters live in the South Pole, not the North Pole.
訳)コウテイペンギンは北極ではなく南極に住んでいる。
the equator「赤道」
この単語にそっくりな名前の国にエクアドルがありますね。エクアドルは首都のキトに赤道が通っているため、赤道にちなんだ名前がつけられました。
Aさん
The climates of countries near the equator belong to the tropics.
訳)赤道付近の国々の気候は熱帯に属している。
the Northern Hemisphere 「北半球」
the Southern Hemisphere 「南半球」
Aさん
When it is summer in the southern hemisphere, it is winter in the northern hemisphere.
訳)南半球で夏になると、北半球では冬になる。
latitude 「緯度」
longitude 「経度」
Aさん
Latitude and longitude are used to represent the position on the earth.
訳)緯度と経度は地球上の位置を表すために使われます。

惑星に関連する言葉

planet「惑星」
Aさん
The planet is inhabited by a variety of creatures.
訳)その惑星には様々な生き物が生息している。
Mercury 「水星」
Aさん
Mercury is the closest planet to the sun.
訳)水星は太陽に最も近い惑星だ。
解説)頭文字の「M」を小文字にして「mercury」と表記すると「水星」ではなく「水銀」という意味になってしまうので注意が必要です。
Venus「金星」
Aさん
Venus is a very bright looking star.
訳)金星はとても明るく見える星です。
Mars「火星」
Aさん
Mars has two moons.
訳)火星には2つの衛星がある。
Jupiter「木星」
Aさん
Jupiter is the largest planet in our solar system.
訳)木星は太陽系最大の惑星です。
Saturn「土星」
Aさん
Saturn resembles the Earth of long ago.
訳)土星は昔の地球に似ている。
Uranus 「天王星」
Aさん
Uranus was discovered in 1781.
訳)天王星は1781年に発見された。
Neptune「海王星」
Aさん
Neptune is 17 times more massive than Earth.
訳)海王星は地球の17倍の質量を持つ。

また、この章で紹介した「planet」以外の単語には、全てローマ神話の神々にまつわる意味も持っています。

「earth」を使った応用表現

この章では「earth」を使った熟語を紹介します。
on earth 「[形容詞の最上級を強めて]世界中で」、 《口語》「 [疑問詞を強めて]いったい (ぜんたい)」

Aさん
He is the greatest man on earth.
訳)彼は世界中でもっとも偉大な人だ。

Aさん
What on earth did you say to her?
訳)いったい彼女に何て言ったの?

まとめ

今回は「earth」についての基本的な意味や基本表現、応用表現、地球や惑星に関する表現を紹介しました。
地球の中の様々な場所に関連する言葉は、世界地図を読むときなどに役立ちそうですね。
また、「earth」は様々な意味を持っていますが、そのほとんどが繰り返しを避ける表現として会話の中で非常に便利に使える単語なのでしっかりと押さえておきましょう。
では、次回をお楽しみに!
参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)