動詞「discover」は「見つける」や「発見する」、「わかる」や「初めて知る」などの意味を持ちます。
今回は「discover」に関する英語や会話表現を解説します。

「discover」を使った基本表現

「discover」は「dis」+「cover」から成り立ちます。「dis」は動詞、名詞形容詞の前について反対語を作る接頭語です。「cover(覆う)」の反対で「discover」は「覆いを取る」つまり「発見する」という意味です。
「discover」のように接頭語「dis」をつけて成り立つ単語を紹介します。

<dis+動詞で成り立つ単語>
dis + agree(賛成する)disagree
「意見が合わない」
dis + appear(現れる)disappear
「見えなくなる」
dis + courage(encourageで勇気づける)discourage
「がっかりさせる、自信をなくさせる」

参考までに、これらの動詞を使った例文を紹介します。
Aさん
We disagree with each other about the idea.
訳)私たちはその考えについてたがいに意見が合わない。

Aさん
The snow has completely disappeared.
訳)雪はすっかり消えてしまった。

Aさん
Don’t be discouraged by one failure.
訳)1度の失敗くらいでがっかりしないで。


次に、「discover」を使った例文を紹介します。

Aさん
Who discovered Neptune?
訳)だれが海王星を発見したのですか。

Aさん
The new star was discovered by an amateur astronomer.
訳)その新星はアマチュア天文学者によって発見された。

Aさん
I discovered that she was not his sister.
訳)私は彼女が彼の妹ではないとわかった。

Aさん
Radium was discovered by Mr. and Mrs. Curie in 1898.
訳)ラジウムは1898年にキュリー夫妻によって発見された。

Aさん
It was not until yesterday that we discovered it.
訳)きのうになってはじめて私たちはそれに気がついた。
解説)「It is not until ~ that …」は「~になってはじめて…する」という慣用句です。

Aさん
Every time I read this book, I discover something new.
訳)この本は読むたびに新しい発見がある。
解説)「every time」は一般的に「毎日」という意味で用いられますが、「~たびに」という意味で接続詞として用いられることもあります。

「discover」と「find」の違い

「find」も「discover」と同様に、「見つける」や「わかる」といった意味を持ちます。しかし、この二つは微妙にニュアンスが違います。

「discover」
なにか新しいもの、未知のものを見つけた時に用います。上記の例文で紹介したように、海王星やラジウムなど、見つけるまでに長い時間や大きな労力が必要なものに使われます。
「find」
日常の中で、一般的に「見つけた」と使うこととができる英語です。なくした車の鍵や、探していたかばんなどが該当します。

比較としての例文を紹介します。

Aさん
I can’t find the car key.
訳)車のカギが見つからないよ。

Aさん
Where did you find my handbag?
訳)私のハンドバッグをどこで見つけたの?

Aさん
She found me a job.
訳)彼女は私に仕事を見つけてくれた。

Aさん
I found a 500-yen coin on the street.
訳)道で500円玉を拾った。

Aさん
I found the book was pretty interesting.
訳)その本がけっこうおもしろいと分かった。
解説)「find + 目的語 + 形容詞」は「~が…だとわかる」という熟語です。

ちょっと似ている英単語「invent(発明する)」について

「発見する」と「発明する」は日本語では似たような使い方をする場合もありますが、英語で「発明する」は「invent」です。また、「考案する」と表現したいときも「invent」を用います。
Aさん
The Chinese invented paper.
訳)中国人は紙を発明した。

Aさん
Karaoke was invented in Japan.
訳)カラオケは日本で発明された。

「discover」の名詞形:「discovery」について

「discover」の名詞形である「発見」=「discovery」について解説します。
「discovery」といえば、日本でも「ディスカバリーチャンネル」をよく耳にすすることがあるのではないでしょうか。このディスカバリーチャンネルとは、ディスカバリー社が運営するアメリカの衛星テレビおよびケーブルネットワークチャンネルのことで、主にドキュメンタリーが放送され、様々な「発見」を視聴者に提供しています。
続いて、例文を紹介します。
Aさん
She made an important scientific discovery.
訳)彼女は重要な科学上の発見をした。

Aさん
This discovery will be recorded in history.
訳)この発見は歴史に残るだろう。

「invention(発明)」について

1章で紹介した「発明する」、「考案する」を意味する「invent」の名詞形は「invention」です。
「invention」は「invent」+「tion」から成り立ちます。「tion」は動詞の後につけて名詞を作る接尾語です。例を紹介します。

<動詞+tionで成り立つ単語>
act + tionaction
「行動」
object + tionobjection
「反対」
suggest + tionsuggestion
「提案」

ピアノを習っていた人は「インベンション」と聞くとバッハを連想する人も多いのではないでしょうか。「インベンション」とは、器楽曲のジャンルのひとつです。バッハが作曲したインベンションがもっとも有名ですね。バッハのインベンションは、教育的な意図から作曲されたため、コンサート等で演奏されることは少なく、ピアノの学習者の教材に利用されることが多いです。「インベンション」には「創意」「工夫」といった意味を持つことから、名づけられました。
「invention」を使った例文を紹介します。
Aさん
Necessity is the mother of invention.
訳)《ことわざ》必要は発明の母=発明は必要から生まれる。

Aさん
Is the smartphone a wonderful invention?
訳)スマホはすばらしい発明品でしょうか。

Aさん
This invention has little practical use.
訳)この発明品は実用的な価値はあまりない。

Aさん
Bell was the inventor of the telephone.
訳)ベルは電話の発明者だ。
解説)「inventor」は「発明者」「考案者」という意味です。

まとめ

今回は「discovery」に関する会話表現や類似の英語について様々な熟語を紹介しました。
「discover」と「find」の使い分け方や、「発見」と「発明」の違いもわかりましたでしょうか。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
では、次回をお楽しみに!

参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)