「draw」は「かく」という意味の動詞ですが、日本語で「引き分け」を表すときにも「ドロー」と言いますよね。この「ドロー」と「draw」は関係するのでしょうか。
今回は「draw」の使い方や会話表現を解説します。

「draw」を使った基本表現

drawは動詞・名詞として使われ、動詞では「かく」や「引っぱる」、「近づく」などの意味を持ち、名詞では「引き分け」や「くじ引き」といった意味を持ちます。
それぞれについて説明します。

動詞としての「draw」

「draw」は不規則変化する動詞で、過去形は「drew」、過去分詞は「drawn」です。
「draw」は大きく分けて3つの意味を持ちます。

  1. 「(線など)引く」、「(線で絵を)かく」
  2. 「…を引っぱる、引き出す」、「(剣を)ぬく」
  3. 「近づく」

例文を紹介します。
Aさん
Draw a straight line between points A and B.
訳)点Aと点Bの間に直線を引きなさい。

Aさん
She drew a picture of her family.
訳)彼女は家族の絵をかきました。

Aさん
I’ll draw a rough map from the station to my house.
訳)駅からうちまでの略図をかきましょう。

Aさん
My little brother draws very well.
訳)弟は絵をかくのが上手です。

Aさん
Would you draw the curtains?
訳)カーテンを引いてもらえますか?
解説)カーテンを開ける時にも占める時にも使えます。

Aさん
Her beautiful eyes drew my attention.
訳)彼女の美しい目が私の注意を引きました。

Aさん
He drew 100,000 yen from the bank.
訳)彼は銀行から10万円引き出しました。

Aさん
Christmas is drawing near.
訳)クリスマスが近づいています。

名詞としての「draw」

「draw」を名詞として使う時の意味を解説します。
日本語でも「勝負が引き分けになる」ことを「ドロー」と言いますが、この「ドロー」も「draw」を使います。「draw」には動詞としてだけでなく、名詞としても用いることができます。名詞の時は「引き分け」「くじ引き」という意味を持ちます。
「a tie」も「引き分け」という意味を持ちます。

Aさん
The game resulted in a draw.
訳)その試合の結果は引き分けに終わった。
解説)「result in …」は「結果は…に終わる」という意味の熟語です。

Aさん
The game was a tie.
訳)その試合は引き分けだった。

「かく」を表す「draw」と「paint」、「write」の使い分け方

「draw」も「paint」も「絵をかく」ですが、「draw」は「ペンやえんぴつなどで線画をかく」時に用い、「paint」は「絵の具などで絵をかく」時に用います。また、「write」は「字を書く」時に用いるため、「絵をかく」には使えません。
「paint」と「write」を使った例文を紹介します。

Aさん
We need to paint the fence.
訳)フェンスにペンキをぬる必要があります。

Aさん
Who painted this picture?
訳)この絵はだれがかきましたか?

Aさん
Write your name and address here, please.
訳)ここに名前と住所を書いてください。

Aさん
The poem is written in English.
訳)その詩は英語で書かれています。

「draw」に関する英語

この章では「draw」に関する英語の「drawer」、「drawing」を紹介します。

「draw」の名詞形その1:「引き出し」を意味する「drawer」について

「drawer」は「(たんす・机などの)引き出し」という意味の名詞です。
「painter」は「画家」や「ペンキ屋」、「writer」は「作家」や「著者」という意味を持ちますが、「drawer」が「描く人」という意味で使われることはあまりありません。「製図家」と表現したいときは「draftman」を用います。
また、「a good writer」ときいて、どのような訳を思い浮かべますか?「優れた作家」という訳を思い浮かべる人がほとんどかもしれませんが、「writer」には「作家」だけではなく単に「書き手」という意味もあるため、「文章のうまい人」と訳すこともできます。場面に応じて使い分けられるようにしましょう。

Aさん
My desk has hour drawers.
訳)私の机には引き出しが4つついています。

Aさん
It is in the bottom drawer.
訳)それはいちばん下の引き出しにあります。

Aさん
Put the scissors back in the drawer when you are finished using them.
訳)使い終わったらはさみは引き出しに戻してください。

Aさん
He is a famous painter.
訳)彼は有名な画家です。

Aさん
She is something of a writer.
訳)彼女はちょっとした作家です。
解説)「be something of」は「(人が)ちょっとした…である」という熟語です。「something」は単数としてあつかい、肯定文や、人にものを勧める時の疑問文に用います。

「draw」の名詞形その2:「絵」を意味する「drawing」について

「drawing」は「draw」の現在分詞でもありますが、「(えんぴつ・ペン・クレヨンなどで書いた)絵、線画、スケッチ」や「絵を描くこと、製図、図面」という意味を持つ名詞です。
また、名詞の「draw」のように、「くじ引き」という意味も持ちます。「drawing straws」は「麦わらくじ」と訳し、欧米等で用いられる鬼を決める方法の1つです。麦わら・ストロー・紙切れなどを用意し、1本だけは他よりも短くしておきます。それを引いた人が鬼となります。
絵の具を使ってかく絵は「painting」を用います。
「picture」は「絵」を一般的にいいます。「picture」を細分化させたものが「drawing」と「painting」です。また、さし絵やイラストは「illustration」と言います。
また、「writing」は「書くこと」や「執筆」、「筆跡」という意味の名詞です。複数形だと「諸作品」、「著作集」という意味を持ちます。英語など言語の「読み書き」は「reading and writing」と表現します。

Aさん
I was impressed by her drawing skill.
訳)彼女の絵のうまさには感心しました。

Aさん
There are some drawings on the wall.
訳)かべには何枚か絵が掛かっています。

Aさん
The captain was chosen by drawing.
訳)キャプテンは抽選で選ばれました。

Aさん
Van Gogh’s paintings will be exhibited at the museum.
訳)その美術館でゴッホの絵画が展示されます。

Aさん
His writing is hard to read.
訳)彼の字は読みにくいです。

まとめ

今回は「draw」を使った表現や「かくこと」に関する英語を紹介しました。
「draw」は不規則変化する動詞ですので注意しましょう。また、「かく」にも「描く」や「書く」などいろいろな種類がありますが、今回はその使い分け方を解説しました。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
では、次回をお楽しみに!
参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)