「英語で何て言う?」コーナー、今回は「divide」についてです。
分割するを意味する「divide」、あまり聞きなじみのない単語かもしれませんが、最近では「デジタルデバイド」など名詞として使われていますね。しかし「divide」は動詞のため、名詞として用いられることはありません。
今回は「divide」の使い方や会話表現を解説します。

「divide」を使った基本表現

「divide」は「分ける」「分配する」や数学の「割る」といった意味をもつ動詞です。対義語は「統合する」や「一つにする」を意味する「combine」や「unify」です。
現代社会でよく聞く「digital divide(デジタルデバイド)」とは、コンピュータやインターネットなどの情報技術を使いこなすことができる人と、そうでない人の間に生じる、貧富や機会、社会的地位などの格差のことを言います。個人や集団の間に生じる格差と地域間や国家間で生じる格差があります。
例文を紹介します。

例文)
Aさん
I divided the cake into six pieces.
訳)ケーキを6つに分けた。
解説)「divide ~ into…」は「~を…に分ける」という意味の熟語です。

Aさん
Each grade was divided into two groups, Red and White.
訳)各学年は紅白の2組に分けられた。

Aさん
Divide the money between you.
訳)そのお金はあなたたち2人で分けなさい。

Aさん
She divided the apples among the children.
訳)彼女はリンゴを子供たちに分けた。
解説)「divide ~ between[among]+人」は「~を(人)に分ける」という意味の熟語です。2人に分けるときは「between」、3人以上に分ける時は「among」を用います。

Aさん
Let’s divide this work among us.
訳)この作業は私たちで手分けしてやろう。

Aさん
Rooms are divided by sliding screens and doors called “shoji” of “fusuma.”
訳)部屋は障子とふすまでしきられている。

Aさん
Ten divided by two is five.
訳)10割る2は5だ。

「divide」の名詞形:「division」について

「divide」の名詞形の「division」には3つの意味があります。

  1. 分割、分配
  2. (企業・官庁の)部、課、局
  3. (数学の)割り算

四則演算の言い方

割ることは「division」と表現しますが、その他の足し算や引き算、掛け算はどのように表現するのでしょうか。紹介します。

add「足す」
subtract「引く」
multiply「掛ける」
addition「足し算」
subtraction「引き算」
multiplication「掛け算」

例文を紹介します。
例文)
Aさん
What do you get I you add 5 to 6?
訳)5を6に加えるといくつになるでしょうか。

Aさん
I you subtract 3 from 5, you get 2.
訳)5から3を引くと2になる。

Aさん
3 multiplied by 5 is 15.
訳)3かける5は15です。

さらに数式の読み方も紹介します。

例文)

2+3=5
読み方)Two plus three equals five. / Two and three is five.
5-3=2
読み方)Five minus three equals two. / Five less three is two.
2×3=6
読み方)Two times three is six. / Two multiplied by three equals six.
6÷3=2
読み方)Three into six is two. / Six divided by three equals two.
4×(-2)=-8
読み方)Four times negative two is negative eight.

ちょっとミニコラム:円周率について

ここで、上記に関連して「円周率」に関するミニコラムを紹介します。

英文)
If you divide the distance around a circle by its width, you can get pi.
Pi is usually represented by the Greek letter π in math formulas.
The value o pi is about 3.14.
But actually the numbers after the decimal point in pi go on forever.
Today’s supercomputers can calculate over 13 trillion digits of pi.
By the way, March 14 is Pi Day in the United States.
訳)
円の周りの長さを円の幅(直径)で割ると、パイが求められます。
パイはふつう数学の公式では、ギリシャ語の文字でπと書かれます。
パイの値はおよそ3.14です。
しかし実際には小数点以下の数字は永遠に続きます。
現在のスーパー・コンピューターではパイは13兆を超える桁数まで計算できます。
ちなみにアメリカでは3月14日はパイの日です。

「divide」以外も使う「分ける」の使い分け方

日本語は様々なニュアンスを込めて「分ける」という言葉を使っていますが、英語では細かく分類されています。この章では、「わける」使い分け方を解説します。
「divide」は「1つのものを分ける」というニュアンスです。

「分ける」その1:「share」

「share」は「持っているものを分かち合う」、「共有する」というイメージです。
例文を紹介します。

例文)
Aさん
I share this room with my sister.
訳)この部屋は妹といっしょに使っています。

Aさん
Let’s share the sandwiches.
訳)サンドイッチを分けよう。

「分ける」その2:「separate」

「separate」は「複数のものが混ざっている状態を分ける」、「分別する」というイメージです。
例文を紹介します。
例文)
Aさん
Our teacher separated us into two groups.
訳)先生は私たちを2つの班に分けた。
解説)「separate ~ into …」は「~を…に分ける」という意味の熟語です。

Aさん
I separated the good apples from the bad ones.
訳)私はいいリンゴと傷んだリンゴを分けた。
解説)「separate ~ from …」は「~を…と分ける」という意味の熟語です。

分けるその3:「part」

「part」は「人やものを引き離す」イメージです。使い方は「separate」と似ていますが、少し改まった印象を受ける表現です。
例文を紹介します。
例文)
Aさん
The war parted his family.
訳)その戦争で彼の家族はばらばらになった。

Aさん
She parts her hair in the center.
訳)彼女は髪を真ん中で分けている。

分けるその4:「split」

「split」は「(木材などを)割る」、「(布などを)さく」、「分裂する」というイメージです。
例文を紹介します。
例文)
Aさん
He split the log in two.
訳)彼は丸太を2つに割った。

Aさん
Let’s split the bill.
訳)割り勘にしよう。

「divide」の対義語「combine」「unify」

「divide」の対義語その1:「統合させる」を意味する「combine」

「combine」は「結合させる」、「(異なるもの)を両立させる」という意味です。
また、稲や麦を刈り取りながら、脱穀することの出来る農業機械のことも「コンバイン」といいます。これは、稲や麦の収穫作業で使用されるバインダーと、脱穀のみしかできない脱穀機を「組み合わせた」ものであるため、「コンバイン」と名付けられたと言われています。
例文を紹介します。
例文)
Aさん
Please combine and milk.
訳)卵と牛乳を混ぜてください。

「divide」の対義語その2:「一つにする」を意味する「unify」

「unify」は「一つにする」、「統一する」という意味です。
例文を紹介します。
例文)
Aさん
Please unify the size of the characters.
訳)文字の大きさを統一して下さい。

まとめ

今回は「divide」を使った表現や「距離」に関する英語を紹介しました。
日本語では「分ける」と一言で済む言葉でも、英語では場面に応じで使い分ける必要があることがわかりました。ぜひ、覚えて使ってみてくださいね。
では、次回をお楽しみに!
参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)