「英語で何て言う?」コーナー、今回は「as」のおさらいです。

「as」には、主に副詞や接続詞、前置詞としての役割があり、たくさんの意味があります。

今回は、基本的な意味と使い方から、応用編まで、「as」に関する英語表現を紹介します。日常生活で使える言い回しもたくさんありますので、覚えて使ってみてくださいね!

接続詞「as」の4つの意味

接続詞「as」は、以下の4つの意味で使われることが多いので、整理しておきます。日常会話でもよく使われますので、意味をしっかり理解しておくことで、様々な場面で使えますよ。

  1. 時を表す(…のとき、…しながら、…につれて)
  2. 原因を表す(…だから、…なので)
  3. 様態を表す(…のように、…のとおりに)
  4. 比較を表す(…と同じくらい〜)

時を表す「as」

まず、時を表す接続詞といえば「when」を思い浮かべますが、「as」もよく使われます。

接続詞「as」を使う場合、2つの動作がほぼ同時に起こっているというニュアンスが含まれ、「My mother often sings as she works.」は、「母は仕事をしながらよく歌を歌う」という意味になります。

原因を表す「as」

次に、原因や理由を表す接続詞といえば「because」や「since」を思い浮かべますが、「as」も同じ意味で使うことができます。

「As I was upstairs, I couldn’t hear the phone ringing.」は、「2階にいたので、電話の音が聞こえなかった」です。原因を表す「as」は、「because」のように文頭や文中どこにでも置けるわけではなく、基本的に文頭にのみ使えます。

様態を表す「as」

続いて、様態を表す接続詞「as」については、例文を2つ紹介します。

  • Do as I say.「私の言うとおりにしなさい」
  • I’m very busy, as you see.「見てのとおり、ぼくはとても忙しいんだ」

どちらも「as」は「like」に置き換えられますが、「as」は文語で、「like」は口語で使われる傾向があります。また、「郷に入っては郷に従え」という有名なことわざでも、接続詞「as」が使われています。「When in Rome, do as the Romans do.」は、直訳すると「ローマではローマ人がするようにふるまえ」となります。

比較を表す「as」

比較を表す接続詞としての「as」を説明します。

「as〜as…」で、「…と同じくらい〜」「…のように〜」という意味になります。前の「as」は副詞で、「〜」には形容詞や副詞の原級がきます。後ろの「as」が接続詞で、「…」には、基本的に主語と動詞を置くと覚えておきましょう。また、肯定文と否定文の意味の違いを気をつけることがポイントです。

下記に例文をいくつか紹介します。それぞれ、接続詞「as」 の後ろに置かれるべき「主語+動詞」のうち、述部は既出のため動詞以降が省略されていることに注意しましょう。

  • Ben is almost as tall as Fred.「ベンはフレッドとほぼ同じ背の高さだ」
  • He can run as fast as you.「彼はきみと同じくらい速く走れるよ」
  • Jane is as busy as a bee.「ジェーンはミツバチのようにとても忙しい」

否定文「not as〜as…」は、「…ほど〜ではない」という意味です。

  • I’m not as tall as Ken.「ぼくはケンほど背が高くない」
  • I can’t play the violin as well as she can.「私は彼女ほど上手にバイオリンをひけないの」
  • He doesn’t have as many friends as I (have).「彼には私ほど友だちがたくさんいない」
  • My memory isn’t as good as yours.「ぼくの記憶力はきみほどよくない」

「as〜as…」を使ったよく使う表現を1つ紹介します。「A times as 〜 as …」で、「…のA倍〜」という意味で、Aの部分には数字が入ります。2倍と言う場合には、「two times」ではなく、「twice」と言う方が一般的ですので覚えておきましょう。また、「半分」と言う時は、「half」を使います。

  • The country is twice [three times] as large as Japan. (=The country is twice [three times] the size of Japan.)「その国は日本の2倍[3倍]の大きさがある」
  • His bike is twice as expensive as mine.「彼の自転車はぼくの自転車の2倍の値段だ」
  • My smartphone is half as thick as yours.「ぼくのスマホ、きみのスマホの半分の厚さだよ」

前置詞「as」の3つの意味

つづいて、前置詞として使われる「as」の3つの意味を例文とともに紹介します。

 「〜として」 の意味の「as」の例文

最も一般的な「〜として」を意味する「as」の例文です。

  • He is famous as a pianist.「彼はピアニストとして有名だ」
  • My uncle gave me a camera as a birthday present.「おじは誕生日の贈り物として私にカメラをくれた」

「〜のときに」の意味の「as」の例文

「…のときに」という時を表す「as」の例文です。

George lived in Japan as a child.「ジョージは子どもの頃日本に住んでいた」

「〜のような(に)」の意味の「as」の例文

「…のような」という接続詞の「as」と同様の意味をもつ前置詞「as」 の例文です。

  • I’m so lucky to have such a person as you.「あなたのような人がいて本当に幸運です」
  • He likes playing ball games, such as baseball, basketball and soccer.「彼は、野球、バスケットボール、サッカーのような球技をするのが好きです」

このように「as」には、接続詞以外に副詞や前置詞としての用法もありますので、「as」 の後ろに注意しながら、意味を見極める必要があります。

「as」を使った定型句のまとめ

これまで「as」の基本的な用法を解説してきました。本章では、日常会話の中でもよく使われる「as」の定型句を紹介します。

… as one canできるだけ…
as far (long) as…まで、…するかぎりでは
as for…についていえば
as if = as thoughまるで…みたいに
as it is[文頭または文中で] しかし実際は、 [文尾で] そのままの(で)
as it were (=so to speak)いわば
as many [much] as…もの多数 [多量]
as of…から、…以降、…現在で
as soon as…するとすぐに
as to (=about)…について
as usualいつものように
〜 as well as ……と同様〜も

定型句は、それだけを暗記しても日常生活では役立ちません。実際に自分で文章を作って話してみることで身につきますので、繰り返し練習してみましょう。

まとめ

今回は「as」の基本的な意味と使い方や表現をたくさん紹介しました。

日常生活で使える便利な表現がたくさんあったと思います。ぜひ会話の中に取り入れてみてくださいね。

では、次回をお楽しみに!

引用文献:アンカー大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 株式会社学研プラス