私は、本当に素晴らしい人たちに囲まれていると日々思っています。どう首を回しても、見習いたい、学びとりたいことを持った人ばかり。自分にはない才能、個性、環境を持っている人、聞いたことも見たこともないようなことに取り組んでいる人の話は、興味深いこと、この上ありません。
そんななかでも、最近始めたことなど、なにかに挑戦している話は大好物。さらに、なぜそれを始めたのかという「きっかけ」には、面白味が相当隠れています。今回はそんな観点から、あるステキな女性の挑戦をご紹介したいと思います。
40代のEさんは、男子2人のワ―ママ。
月に1/3から1/2ほど、東京を離れる出張をこなしながら、いつも元気に、仕事も生活も楽しんでいるように見えます。
Facebookで見る彼女の日常は、まさに東奔西走、神出鬼没。仕事の合間に、人に会ったり遊んだりと、忙しそうだけど楽しそう。ランチをしようと決めたその日は、スケジュール調整の1ヶ月後。それほどまでに、空いたら詰めるスケジューリングの鬼。
そんな彼女とのランチ。会うなり「今、膝の調子が悪く、すべてのスポーツにドクターストップがかかっていて、少しストレス～」と言う。すべてのスポーツって？？？一体どんなスポーツをしているのかと聞くと、マラソン、登山、スキー、サーフィン、水泳にサッカー…思い出せないほどの種類を挙げる。さらに、どのスポーツで膝の不調を招いたのかと聞くと、「お医者さんも、怪我ではないのでわからない。過労だろうとの診断で、とにかく静養するように言われている」とのこと。さすが、見るからに快活な人は、スポーツなら何でも大好きなのだろうと話を聞き進めると、そこには驚くべき挑戦への背景がありました。
まずは、サッカー。
彼女が始めたきっかけは、ご長男が小学校に入って、サッカーを始めたから。
子どもがサッカーチームに入って、送迎や観戦をしていたパパが、サッカーを始めたり、審判の資格を取るというのはよく聞く話です。でも、これママの話。
ご長男の試合の観戦などに行って「もっとドリブル！」「そこ！なんでシュートしないの！」と、応援のつもりがコーチでもないのに口出し（指示）する。これ、普通の光景ですね。ルールもよくわかっていない親が口出しする…遠い昔の私です（苦笑）。でも彼女はそうじゃなかったのです。当初は、彼女も口出し声援をしていたそうですが、あるとき自分がやったことのない競技に口を出すのはアンフェアな気がして、子どものチームに付属するママチームでやってみることにしたと、笑って言うのです。
学生時代には、ほとんどスポーツをせず、ましてや球技など苦手系だったという、それでも始めちゃうという、なかなか奇特な方です。現在、男子2人ともサッカーをしていることもあって、彼女のサッカーも続いているというから感服です。プレイヤーの気持ちも分かるようになって、当然やいのやいのという声援はまったくないという、サッカーが取り持つ、母子の自律した関係です。
次いでマラソン。
前述したように出張が多く、サッカーの練習に出られないこともあり、自主練としても走り込みをした方がいいと考えたのがきっかけとのこと。これまでに走ったことがないから走れる自信などなく、それでも決めたことが、「30分靴を履いて外に出る」いうこと。
最初は5分ほど走るだけで息が上がり、そこから25分歩いて帰宅。そんなことを続けていたら、いつの間にか30分走っていたと、これまたサラッと言います。そして、ここまで走れるようになったのならと、ハーフマラソン大会などに出ちゃうEさん。凄いです。
さらに特筆すべきは剣道。
ご長男とサッカーを共有するように、下のお子さんの小学校入学のタイミングで、なにか一緒にしようと考え、彼が始めた剣道につきあったのがきっかけです。
もともと高校時代に少し剣道をしていたと白状しましたが、さほど強くなかったと謙遜されるEさん。小学生のお子さんの横で、中学生と一緒に練習しているうちに昇級し、今では先生の横で、子どもたちの指導の立場になっているとのこと。「なにも、そこまで本格的に取り組むことはない」とEさんも思いながら、「小学生が剣道を習うのに、指導者が少しでも強い人であったほうがいい」と考え改め、今ではさらに上を目指して練習にも精を出しているといいます。
こんなふうに、あれもこれもと挑戦する人は、私の周りでもそうは聞きませんが、なにも好きだから、得意だから、苦手だからと始めるばかりじゃないんですね。こんなきっかけや始め方があると知ったら、「やりたいことがない」「夢中になるモノがある人が羨ましい」という方も、今からまた始められるものを見つけられそうです。
Kiminiの進捗（あくまでも自腹で受講する個人の意見、感想です）
平日昼間限定/毎日25分プラン 月額2,980円（税込3,218円）
記念すべき第1回のレッスン。予約時間になると、現地とネットが繋がってスタート。ネット環境は安定していたため、ストレスフリー。しかし、講師と自分の会話は、かなり混乱、不安定。簡単な自己紹介まではよかったが、久しぶりに聞く英語が耳になじまず、リスニングに苦戦。テキストを使った授業の進め方も、やってみて理解できた。今回のS+V（主語+動詞）の第1文型レッスンは、単語が易しいからわからないはずのない内容。しかし、なんせ聞き取れないから、ふんふん、と曖昧な相槌を打ちながら、冷や汗をかきつつの25分。終了後の講師のコメントと評価を確認し、復習と次回の予約、そして予習。
次回は、もう少しスムーズに受講したいな。
お問い合わせのチャットで確認したら、私の契約コースは、平日の9時〜18時の間のみ、毎日１レッスン（１レッスン＝25分）を受講することのできるプランと記載されているが、祝日は平日扱い？予約できるとのこと。記載がわかりづらいですよ、と余計なおせっかいを残して次回の予約完了。
株式会社ヒキダシ代表取締役
新卒でメーカーに入社後、小売業、サービス業、人材教育及び経営コンサルティング、メデイアコンテンツ業など、さまざまな業界、職種に携わる。一貫して、人やモノの輝く箇所を見出し、よりよく繋ぐことによって価値化を図ることを得意とする。
「人には、それぞれ輝ける場所がある」と信じ、2016年、その場を探求する人や組織の支援をする、株式会社ヒキダシを設立。
本音を話せる場として「スナックひきだし」を定期開催中。全国規模で展開する、廃校を使った大人のための社会塾「熱中小学校」プロジェクトに参画中。名古屋出身。