英語学習で単語の発音練習に取り組んでいる方は多いと思いますが、英語のリズムについてはどうでしょうか。もちろん正しい発音も大事ですが、よりナチュラルなスピーキングやリスニングを強化するにはアクセントなど英語のリズムに慣れることが大切です。そこで今回は、英単語と英文のアクセントから成る英語のリズムについてご紹介します

英単語のアクセント

音節(syllable)とアクセント

英単語は音節(syllable)から成り立っており、一つ一つの音節には母音があります。例えばcatやcryなどは1音節のみですが、多くの英単語は2音節以上から成り立っています。いくつか例を見てみましょう。

  • Pronounce → pro-nounce → 2 syllables
  • Piano → Pi-a-no → 3 syllables
  • Technology → tech-no-lo-gy → 4 syllables
  • University → u-ni-ver-si-ty → 5 syllables

上の様に英単語は音節に区切ることができ、複数の音節がある場合その中の一つにアクセントを置きます。上の例では赤い箇所がアクセントの置かれる音節です。このアクセントを置く音節は、その他の音節より少し大きく・高めに・長く発音することでアクセントをつけます。

ではなぜ英単語のアクセントは英語のリズムにおいて大切なのでしょうか。それは、英単語にアクセントをつけて発音することで、聞き取りやすくなるためです。英単語の発音は国や地域によって若干違う場合が多いですが、アクセントを置く音節は同じことも多いので、違った国や地域の英語を話す者同士でも単語のアクセントが聞き取りやすさのポイントとなることもあります。

音節(syllable)とアクセントのエクササイズ

それでは、単語のアクセントに気を付けるためのエクササイズをご紹介します。

先ず、ある単語が何音節あるかは、発音してみることで確認できます。例えば上の「University」を手で顎を触れた状態で発音してみて下さい。一音節ごとに顎が下に動くので、5回顎が下に動いたのを確認できれば正しく音節を区切ることができています。

全ての単語の音節やアクセントを確認していく必要はありませんが、発音に自信がない単語や、発音が難しいと感じる単語については是非何音節でどこにアクセントが置かれているのか確認してみて下さい。確認には発音機能付きの辞書が最適です。私はオンラインのCambridge Dictionaryを愛用しています。英英辞書ですが、単語の説明も簡潔で分かりやすく、発音機能もイギリス英語とアメリカ英語の両方が付いているのが特徴です。また発音記号の記載もあり、発音記号に慣れていなくても発音記号の塊が何個あるかを見てみるだけでも音節の数を確認することができます。

英文のアクセント

単語だけでなく英文の中にも、アクセントを置く(強調される)箇所とそうでない部分があります。例えば、次の文では太字になっている部分にアクセントが置かれます。「I bought some shoes」「I bought a pair of shoes」「Mark bought two pairs of shoes」。この様に強調される部分と控えめに発音される部分の繰り返しが英文のリズムを作り出します。ではどのような言葉が強調され、どのような言葉は控えめに発音されるのか見ていきましょう。

強調される言葉

まず、強調されるのは上の例文からも分かるように、重要な(文の中で意味を成す)言葉です。例えば「I bought some shoes」では、bought shoesが強調されており、実際この2つの言葉を見れば文の大体の意味や内容が想像できます。しかし、逆に控えめに発音されるI と someだけでは意味や内容を想像することはできません。どのような種類の言葉が文の中で強調さるのか、例と共に見てみましょう。

  • 動作動詞 (例: say, go, make)
  • 名詞 (例: Name, Japan, smartphone)
  • 形容詞 (例: big, beautiful, amazing)
  • 副詞 (例: already, easily, never)
  • 疑問詞 (例: what, when, who, how)
  • 否定 (例: no, not, don’t, can’t)

例の様に文の中で重要な意味を成す言葉=キーワードは強調されます。

控えめに発音される言葉

次に、あまり意味や内容を含まない構造的な言葉は強調されず少し控えめに発音されます。「I bought some shoes」のI と someは重要な意味は持ちませんが、文の要素としては構造的に必要です。では控えめに発音される言葉の種類も例と共に確認していきましょう。

  • 前置詞 (例: at, in, on)
  • 代名詞 (例: he, she, it)
  • 冠詞 (例: an, a, the)
  • 助動詞 (例: can, would, should, be, do, have)

控えめに発音される言葉の中でも前置詞などは、前の言葉と連なって発音される場合など聞き取りにくい時もあると思います。これは文のアクセントからくるものです。

Point
控えめに発音される言葉の種類に属するものでも、意図的に強調して発音される場合もあります。スピーキングでも、文のアクセントを基本としながら、自分が強調したい部分は強調して話すとより伝わりやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか、英単語と英文のアクセントから成る英語のリズムについてご紹介しました。この英語のリズムを意識して長文を読んでみると、よりナチュラルなスピーキングになっていることに気が付くと思います。自然にリズムよく(強弱をつけて)話せるようになるまでは、少し大げさでもいいので英語のリズムで話す練習をしてみて下さい。Happy Learning English!